15、16日の日程で、SSS低学年の合宿に参加してきました。この合宿では、サクセスとレギュラーコースの子が一緒に参加し、切磋琢磨できる良い機会となっています。
合宿に参加をした子供たちは、SSSに導入された新しい育成システムにより、レギュラーコースの子も全員がサクセスコースを経験した子供たちでした。コーチ陣にとっても、移行した子供たちがどの程度成長しているかが分かる楽しみな部分でもあり、子供たち同士も大いに刺激を受けたようです。
そのような中、交流試合の合間に成長した子の姿を見ることができました。初日の練習から、試合の合間に自分たちでミーティングや休憩を取ることと併せて、その合間の時間を利用して自分たちで練習(またはボール遊び)することが一番大事で、それが上達への道と伝えていました。
コーンドリブルや、狭いスペースでの1対1など、コーチからは強制をせず、自分で練習したい子(上達したい子)はする。というスタンスで行いました。すると、コーンドリブルのエリアでは、子供たち同士の競争に飽き足らず、コーチに勝負を挑んでくる子が出てきました。
そして、その挑んでくる子のなかには、本気でコーチ(大人)にドリブルテクニックで勝とうとし、負ければこれでもかと言うほど真剣に悔しがっていました。
ここで真剣に悔しがれると言うことは、高いレベルの土俵に自ら上がり、現時点で自分よりも強いものに果敢に挑戦できると言うことです。言い換えれば、そのレベルでもサッカーを真剣に楽しめている素直さ=「上達する力」があると言えます。
(ドリブル対決では、おそらく全部で50本以上の勝負を仕掛けられ、強がってはいましたが、実は心身ともにフラフラの状態に追い込まれていました…)
この大人相手でも、果敢に挑戦する姿を見たときに、在りし日の山瀬功治君(横浜Fマリノス所属)が思い出されました。幼少時代の功治君も、試合や練習の合間には、黙っていても自分で練習し、何かにつけて真剣に勝負を挑んできていました。そして、小学校の高学年グループに入ったときには、すでに素晴らしいボールコントロールを身に付けていたと記憶しています。
この強いものにも果敢に挑戦する気持ちや、サッカーに対する素直さ、また、逆境にもめげない(負けない)精神力を「SSS魂」とも言っています。私もこのSSS魂を忘れずに、かれこれ30年近くが過ぎましたが、これからも子供たちの素直さを見本にサッカーを楽しみたいと思います。
最後になりましたが、新琴似スーパースターズの皆さまも、午前、午後の部に亘り交流試合に参加して頂きありがとうございました。 | |