こちらも遅くなりましたが、6月29日(日)に行われた「全道サッカー少年団大会札幌予選」について報告をしたいと思います。会長杯での経験を生かし、その後の練習試合や練習では、中盤での構成力を高めることを目標に日々トレーニングを重ねてきました。1ヶ月と少しでどれほどの成果が出るのか・・・と思っていましたが、「展開力」と全体の押し上げを待つ「タメ」が徐々に備わり、だいぶ厚みのある攻撃ができるようになっていました。
迎えた全道札幌予選の相手は、強豪「FC当別」。ついに試合が始まりました。ドリブルと長短のパスを使い分け、初戦としては良い立ち上がりと思ったのですが、早い時間帯で与えてしまった相手コーナーキックから、オウンゴールという不運な失点をしてしまいます・・・。しかし、ここからが今までと一味違うところでした。子どもたち同士で、「大丈夫!取り返せるぞっ!」と声を掛け合い、果敢に相手ゴールを目指していました。展開としても、中盤でのボール奪取がきいており、ボールポゼッションもできていたと思います。そして、何本かパスを繋いでからDFの裏にスルーパスが通りました。抜け出したFWが俊足を飛ばし、ついに1点を返します。
前半は1?1で折り返し、後半に入っても良いペースで試合を進めることができました。中盤をコンパクトに保ち、プレスからのインターセプト、ポゼッションをしながらパスとドリブルを組み合わせての攻撃など、トレーニングを重ねた部分が発揮できていた時間帯だったと思います。後半10分、厚みのある攻撃が実を結び、ついにコーナーキックから、待望の勝ち越し点を上げ、2?1と逆転に成功しました!!
残り時間10分、DFの裏をついてきた相手のロングボールに、コンパクトに保ってきた中盤が間延びしてしまい、中盤でのボールを拾われるようになります。そこから、試合の流れも奪われ、残りわずかというところで、2?2の同点に追いつかれてしまいました・・・。結果的には、PK戦で敗れてしましましたが、内容としては、会長杯のときよりもずっと良いゲームができたと思います。
敗戦したことは、とても残念でしたが、得るものも多い試合でした。相手の攻撃の種類によって、チームのバランスが崩れてしまったことは、今後の大きな課題です。引き続き中盤での「ゲーム構成力」を高めて、どんな相手でも、また、高いプレッシャーの中でもポゼッションできるチーム作りを目指しましょう!それと、1点取られてから逆転に成功したことは、今後、チームの大きな自信になると思います。もちろん、みんなにチャンスはあります。今回、出場機会のなかったメンバーも含め、次の大会に向け、更なる向上心をもって日々のトレーニングに望んでください。 | |