ご挨拶がおそくなってしまいましたが、2009年もSSS共々何卒よろしくお願い申し上げます。
さて昨年末のスタッフ日記で「ブラジルでパスをもらうには?…」などと、思わせぶりに書いてしまい、とあるところからいつ更新するのだー? と、不意に急かされてしまいました。
と、言うことで、この表題に入る前に、まずブラジルサッカーを知るためにも、ブラジル人選手の気質を知る必要があります(もちろん一概には言えませんが、思いっきり大きく分類すると、ということで捉えてますので、あしからず)。
そこで、ブラジル人の気質は…、と言っても国土の面積が日本の約23倍とのことなので、地域によってもかなり違いはあるようです。
例えばパウリスタ=サンパウロ生まれの人々はまじめな働き者。有名なカリオカ=リオ生まれの人々はブラジル人の中でもとくに楽天的な気質もあるようです(北に行くほど温かくなるので、どんどん陽気で楽天的になっていくという説も…)。
そしてサッカーの中で感じた気質は、見てもやっても楽しいサッカーが大好き→超のつく負けず嫌いで何としてでも絶対に勝ちたい→守備の時間より攻撃大好きでとにかく点を取りたい→点を取ればだれでもヒーローになれる→ヒーローになって目立ちたいから俺にボールよこせ!
以上のようなことから、勝つための最善策を単純に捉えると、相手チームにボールを渡さず(ポゼシッションして)確実に攻める=そのためには上手いヤツにはボールを渡す、上手いヤツに渡せば自分にボールは帰ってくるし、思い通り攻めてゴールも決められる、そして勝てる!
よって逆から捉えると、ボールを相手チームに渡したくない→ボールを簡単に取られる選手には渡すと危険→そこから守備をするはめになる→しかもカウンター食らって失点したら負けてしまう=下手なヤツにはボールを渡さなければ安全に攻められるし、勝つ確率を高めるためにはパスを渡さない方が無難…。
これは一見、残酷なようですが、その考え方はシンプルで、理にかなっているようです。しかも、その選手個人の力量はおそらく1回目のボールタッチでズバッと見抜かれます。その選手を見極める目(サッカーを見る目、眼力)は、信じられないぐらいシビアで当たっています。これも積み上げられたサッカー文化の賜物でしょうか。
しかし、どんな選手(年齢、人種問わず)でも良いプレーをしたり、一度活躍すると、すぐに(手のひらを返したように)認めてくれるのもブラジル人の良い?所です。
以上のようなことは、日本人の気質にあっているかどうかは別として、その国や地域の、歴史、人種、サッカー観、そして文化などが、サッカーに大きく影響しているでしょうし、影響しているからこそ、見ごたえがあるとも考えられます。
と、また長くなってしまったので「パスをもらうためには…?」に続けます。また急かさないでください…。。。 | |