スタッフ日記


内藤 拓海

食欲の秋? スポーツの秋!
 ちまたではラグビーワールドカップの話題で持ちきりのようで、私も勝手に日本代表の躍進にワクワクしているところです。やはり、スポーツは自らプレーしてもよし、観戦(応援)してもよし、話題で盛り上がってよしと、楽しみが広がりますね。

 おそらく各地域でもスポーツの秋(私は北海道の食の秋)まっさかりだと思いますが、SSSでは、40周年記念事業、地域の子も無料で参加した多世代スポーツイベント、幼稚園の子が中心となったハロウィーンサッカー大会、次は防災イベントなど、通常のサッカー活動以外でも盛りだくさんの内容で北海道の秋を満喫しています(ご協力いただいた関係各位の皆様ありがとうございました!)。

 その中、今回は、私が担当しているサクセスU15の外シーズンの結果報告をしたいと思います(地区カブスの2ndについては、他チームの結果により最終決定)。

 まず今年度からスタートした北海道カブスリーグU13・3部のリーグ最終試合を9月に帯広で行いました。今回の遠征では、夏の合宿も含めると3回目となる選手たちもおり、サッカー以外の時間の過ごし方を試合日程から逆算して行動出来るようになっていました。成績は、最終日1勝1分けとなり、順位は10チーム中2位で終了。春からのリーグ戦だったので、チームとして小学生の感覚から中学生としての自覚へと少しずつ変化が見えました。

 次に、4月からスタートし3年生を中心に戦っていた札幌ブロックカブスリーグですが、こちらも9月に全試合が終了し、順位は8チーム中、最終成績を4位(残留)で終えました。年間を通して試合中における決定機でゴールを決めきることができず、勝ち点を取りこぼすという課題は残りましたが、自主的に考え実行し、チーム一丸となって戦えるサッカーへと変化して行きました。

 そして地区カブスリーグ(1部・2部)ですが、こちらのリーグ戦には、2nd(1部出場)・3rd(2部出場)チームと2チームが出場しています。3年生を中心とした2ndチームは、現在10チーム中、順位は6位。他チームの最終節の試合結果によって順位が変動する可能性がありますが、このまま6位で終了すると残留。順位が1つ落ちてしまうと2部のチームと入れ替え戦となります。もし、入れ替え戦を行うことになっても今までの経験や日々のトレーニングを生かし、残留を決めてもらいたいと思います。

 2年生を中心として戦った3rdチームは、順位は7チーム中、最終成績を2位で終了。3rdチームは、SSSで主催しているSSSチャレンジリーグU14にも出場し、公式戦に近い緊張感のある試合経験を積んだ選手も多く、また地区カブスへの出場チャンスも常にあり、選手同士の切磋琢磨での成長が印象的でした。

 まだ外サッカーでの練習が出来ますが、ここからは新年度に向けて、冬シーズンの過ごし方も大切にし、更なる変化と成長を期待しています。

 地区カブスの最終的なご報告については、ミドル・シニアチームの結果(私の活躍?)も含め、改めてご報告したいと思います。
 

2019/10/10

 

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内藤 拓海

サッカー仲間は素晴らしい???
 皆さまこんにちは。さて、以前ヨシノリコーチもスタッフ日記で書いていましたが、先日も、SSSミドル・シニア対札幌NFCさんとの合同練習(30分×3本マッチ)を行いました。

 私も(太ったと言われながら)楽しくプレーさせていただきましたが、その中で、珍しい現象もありましたので、少しご紹介したいと思います。

 まずは、皆さんご存知レギュラーコース担当のサクライコーチは、ピッチ上でも堅実そのもので、頼りになるセンターバックとして活躍していました。

 そして問題(?)のヨシノリコーチは、2本目のゲームにふらりとピッチに現れると、チームメイトから「これで、守備の時は1人減るってことね。俺たちが倍走れってことでしょ」と、本人をよそに当たり前のように確認事項が流れてきました。

 すると、ヨシノリコーチは、期待通りにほとんど動かず、テクテクとピッチ上を歩いています。そして、ふと気が付くとペナルティエリア前にヨシノリコーチがゆっくりと現れ、いきなりワンタッチのふんわりシュートで勝ち越しゴール。

 私は素直に「ナイスシュート!!」と言いかけましたが、それよりも早く昔ながらのチームメイトは「やっぱり、やった。あのシュート。もう打つ前から分かってたもん。あーうまいと言いたくない、あー腹立つ! ドヤ顔して後で絶対に何か言ってくる。あー褒めたくない、あー腹立つ。それ以外、いっつも何にもしないのに。一試合の走行距離10mぐらいでしょ。もープンプン」と、到底チームメイト(おそらく後輩)とは思えないコメントを連発しています。

 そして2本目のゲームが終わるやいなや、「右角の絶対取れないコースにふわっと入ったの見た? むしろふわっとネットに入った音聞いた? シュートはゴールへのパスだからね。byジーコだよ。知ってるかな? へっへっへ」と、そのチームメイト(おそらく性格悪い)に、ヨシノリコーチが満面の笑みで言い返していました(うーん、どちらも性格が・・・)。

 ちなみにサクライコーチは「あんなに遅いシュートで入れるんだもんねー。久しぶりに見た。でも、相手ゴールキーパーに今日はコーチの人が入っていて、確か国○舘大学に進んだうまい人だからねー。決めるのは簡単じゃないよねー」と、素直に褒めていたようです。

 何歳になってもチームメイトとサッカーを楽しむという点では良い見本かもしれませんが、性格のところは子どもたちにはマネしてほしくないところです・・・。

 さらに付け足すと、今回の登場人物は全員、各年代で全道優勝していたり全国大会に出場した実力なのは認めざるをおえません。私は当時静岡県大会ベスト16で散りました。でもあの黄金世代(小野選手、高原選手など)に負けたのは小さな自慢です(あれ?これも性格悪い???)。
 

2019/07/23

 

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内藤 拓海

サッカーは素晴らしい!!
 こんにちは。久々の登場となってしまいました。最近、体型維持のためにランニングや少し筋トレをしていますが、その分、来るもの?拒まず(むしろ率先して)食べてしまい、維持するどころか着々とプラスになっている内藤です(笑)。

 さて、皆さんJリーグも開幕しましたね。SSSのニュースでも書いてありましたが、SSS卒業生が各チームで頑張っていますので、応援よろしくお願いします。私もJリーグの試合や終了後にテレビやインターネットニュースなどで、卒業生たちの活躍を見るのが楽しみとなっています。

 そして、個人的に(勝手に)応援を続けているのが、「キング・カズ」こと三浦知良選手です。私がうら若き(?)少年の頃からJリーグや海外のチームで活躍していました。そして、つい先日、52歳になりましたが、未だにプロサッカー選手として現役でいられるのは、本当に凄いことだと思います(あの体の鍛えられ具合は、超人の域ですね)。

 以前にカズ選手が、現役にこだわる理由を聞かれ「サッカーが好きだから!」と答えていました。んー奥が深い・・・。好きだからこそ、こだわりが強かったり、ストイックになれたりすると思うのですが、あの年齢になっても小さい時からの気持ちを変わらずに持続し、継続できるって改めて凄いことだなと思いました。

 もちろん全く比べられる話ではないのは分かっていますが、私も「サッカー好き」の初心を忘れず、指導以外の時間で空いている時は、社会人サッカーなどでプレーするように心がけています。年齢が高くなっても、ピッチに立ちたいと思っていますし、子どもたちと一緒にボールを蹴る事も楽しいので、今後もできる限り体を動かしていこうと思っています。

 子どもたちにも「サッカーが好きだから!」という気持ちを大切に頑張って欲しいですし、どんどん上達して、もっともっとサッカーを楽しんでもらいたいなと思います。また、この3月に卒業する子たちには、サッカーは“卒業”しないで、プレーすることはもちろん、ずっと(一生)サッカーファミリーでいて欲しいと願っています。応援してるよー!
 

2019/03/17

 

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鈴木 政裕

2018年度のSSSサクセスU15をふりかえって
今年度の活動も、終わりを迎えようとしています。
 
 今回は3年生への贈る言葉とともに、2018年度のSSSサクセスU15の活動をふり返ってみたいと思います。

 今シーズンも、チームのテーマは「躍動感」でした。「仲間のために、目標のために、自分を創り、表現する!」。その中、君たちが掲げたチームの目標は、「カブスにエントリーしている3チームの昇格/クラブユース選手権では、インターシティカップ出場/全道フットサル選手権では全道大会出場」。

 コーチは、目標達成のために、君たちが「躍動感」というテーマに真剣に向かうことが不可欠であると感じました。3年生は、昨年度まで自分たちに自信がなく、まわりに無関心・・・個人としても、チームとしても、向上心を表現できない・・・という感じでした。「このままでは、3チーム昇格どころか、降格だぞ」と、何度も声を掛け続けました。その時は危機感しかありませんでした。

 しかし、危機感が徐々に期待感へと変わっていったのは、いつからでしょうか・・・。危機感を受け入れ、サッカーに対して、自分に対して、真っすぐに向き合う選手が増えていきました。仲間に強く働きかける選手が増えていきました。その仲間の声を受け入れようとする選手が増えていきました。その前向きな姿から、コーチが君たちに教わったこと、それは「人って、どんどん変われるんだ!」ということです。

 「人が変わる」というのは、簡単なことではありません。弱い自分を受け入れ、高い意識と強い意志が必要です。以前から「勝ちたい」「うまくなりたい」「強くなりたい」と言っていた君たち。しかし、それはかっこいい言葉を使っているだけで、「絶対に勝つんだ」「絶対にうまくなるんだ」「絶対に強くなるんだ」という強い意志から生まれる行動や態度には結び付いていませんでした。

 そういった行動や態度が、目に見えるようになってきてから、危機感は期待感へと変化していきました。一人ひとりの意識とチームの空気感が変わってくると、自然と成長するサッカーの技術。トレーニングの細かな所にも、成長のきっかけを見出し、考えて取り組む選手が増えました。そして、それを自分たちの主体的なミーティングで、仲間や後輩たちに伝えてくれました。チームは、目に見えて成長していきました。
 
 勝つ経験が少なかった君たち。公式戦で、勝利する経験が、自分たちへの期待感だけでなく、自信へと変わっていきました。公式戦の緊張感の中、自分たちが積み上げてきたものを表現することは、難しかったはずです。勝ったり、負けたり・・・。成功したり、失敗したり・・・。チームとしての心の土台ができてきてはいたものの、公式戦は、様々なプレッシャーに巻き込まれ、思うような結果がでないこともありました。その度に、前を向いて、より意識の高いトレーニングを追求していった君たちを誇りに思います。その成果を公式戦で発揮できるようになったことは、素晴らしいことです。

 結果として、君たちが掲げた目標は達成することができませんでした。しかし、今年度の大きな成長は、一人ひとりの自信となったはずです。その成長や自信は、高校年代、そして将来の君たちの人生をサクセス(成功)に導いてくれることでしょう。そして、その成長した君たちの存在は、間近で見ていた後輩たちの心を震わせたはずです。チームに、素晴らしい文化を与えてくれました。「人は、変われる」のですね。コーチにそれを伝えてくれ、たくさんの感動を与えてくれて、感謝の気持ちでいっぱいです。ほんとうにありがとう! そして卒業、おめでとう!

 後輩たちよ。「人って、変われる!」。変わるために、もっと、もがいてほしい! 「何とかなるさ」という空気感がいっぱいの1・2年生。サッカーをするのは、自分たちです。だれも、なにも、与えてくれないよ。3年生のように、自分を変えるのです。信じています!
 

2019/03/14

 

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えんじぇる ハートちゃん

ホッカイドウの春はもうすぐでしょうか?
 SSSホームページをごらんのみなさまこんにちは。最近きおんも上がってきているようにかんじますが、いかがおすごしでしょうか?

 さて、今シーズンのホッカイドウは、きろくてきに雪がすくないとのことで、大きな道路の雪どけもすすんでいるようです。

 その中、車の走るスピードも上がってきていますので、子どもたちは、ぜったいにとびだしたりしないようにしてください。また、夕方や夜の時間帯は、車から人が見えにくいですので、さらに注意がひつようです!(SSSの子のジャージやジャンパーは、安全のためにも、明るくめだつ黄色となっています)。

 では、ほんかくてきにあたたかくなり、グラウンドで思いっきりサッカーできるようになるまで、もう少し待ちましょうね。
 

2019/03/01

 

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田古嶋 愛子

アジアカップは準優勝・・・
 昨年のロシアワールドカップでは、ベスト16でベルギー相手に悔しい逆転負けを喫してしまい、その記憶もいまだ新しい中、新生・日本代表はアジアカップ準優勝という結果に終わりました。

 カタール国民の中では「日本は4回も優勝しているのだから1回くらいカタールに!」という声があったとか・・・。結果、日本は1-3で負けてしまいましたが、1失点目はいわゆる“ゴラッソ”(スーパーゴーール)でしたね。対戦国ながら思わず「あっぱれ!」と、張〇勲さんばりに、一人渋く声を上げてしまいました(でも、準決勝の乱闘劇には「喝!」でしょうか)。

 そして、カタールリーグでプレーしている元バルセロナのシャビ選手。アジアカップの対戦予想をズバズバと当て、「決勝は日本VSカタールで、優勝はカタール」も的中させちゃっていましたが、それだけは当たってほしくなかったです・・・。

 カタールには、2022年ワールドカップ自国開催に向けた一層の盛り上がりを見せつけられましたが、その前に、日本では自国開催の2020年オリンピック・パラリンピックでの大盛り上がりに期待したいです!
 

2019/02/09

 

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田古嶋 愛子

明けましておめでとうこざいます!
 SSSホームページをご覧の皆さま、明けましておめでとうございます! 今年もSSSをどうぞよろしくお願い致します!

 さて、新年恒例のレギュラーコースの市川遠征が3日に始まり、今年1年の活動がスタートします。他のコースも、冬休み期間に道内を中心に合宿を行います。参加する皆さんは、体調管理を含めてしっかりと準備してくださいね(私は、食っちゃ寝で、体調万全です)。

 では、皆さまが今年1年、大きなけがや事故などなく、元気に過ごせることを祈念しております。
 

2019/01/02

 

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田古嶋 愛子

たぶんそろそろ大雪が来ると思いますが・・・
 12月5日現在、SSSのホームグラウンドは雪も無く、コースによっては外で練習が出来ています。一度11月にグラウンドは真っ白となりましたが、季節外れの暖かい日が2、3日あり、一気に雪は解けました。街中もほぼ溶けているようです。

 その中、本格的な雪の到来に向けて、ホーム施設も冬囲いをしました。まず、ご協力いただいている企業様のバナーなどを大切に外し(冬期間は多目的屋内交流施設に掲示させていただきます)、次にグラウンド周辺の防球ネットを積雪の高さまで、上に巻き上げました。この作業は、中学生部門のサクセスU-15の子たちが中心となってお手伝いしてくれました。

 コーチたちも、ゴールネット外しや、外期間で使用していた用具の片づけ、その他もろもろ冬の準備を行いましたが、防球ネットなどは、かなりの距離を巻き上げなければならないため、子どもたちの手伝いは本当に助かります。自分たちの施設なので、出来ることは自分たちでやるのは当然なのですが、広い施設となると人手が必要となりますので、今後もお手伝いお願いします。

 私も、合計6基のゴールネット外しを行いましたが、雪は無くとも、空っ風の中、紐を外すなどの指先を使う作業は、なかなか厳しいものがあります。体も冷えてきたので、ここはひとつ温かいラーメン大盛り(味濃い目で、油も多めにチャーシューも追加、勢いに乗ってギョーザにチャーハンセットかな)で体を温めようかと思っています。寒い日の熱々ラーメンは北国のだいご味ですね(クマのように冬眠に向けて、しっかりと蓄えなければ・・・。年中だけど)。

 と、少し話は逸れてしまいましたが、皆さま本格的な冬シーズンを乗り越えられるよう、栄養をしっかりと取って(ここはコーチたちは自信を持っています。えっへん)、元気に過ごしてくださいね!
 

2018/12/07

 

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山瀬 幸宏

Jの舞台でSSS出身者が4人?
 みなさんこんにちは、山瀬からの久々のスタッフ日記投稿になります。実は、書こう書こうと思いながら温めていたネタで、少し古い話となってしましたが、約1年前のJリーグでの出来事を紹介したいと思います。

 それは、2017年11月5日のJ2第40節にアビスパ福岡VS湘南ベルマーレのことです。この段階で既にピンとこられた方は、かなりのSSS通、もしくは北海道サッカー通です。

 まず1人目は、私のスタッフ日記ではよく出現します山瀬功治、まあ私のお兄さんになります(もうおっさんですが今年も現役で頑張っていました)。アビスパで出場しました。

 2人目はベルマーレで出場した藤田征也選手。私が現役の時は藤田選手がアルビレックス新潟所属で、直接的な絡みは練習試合をした程度なのですが、スタッフのミーティング(という体の飲み会・・・)で出てきた話では、SSS歴代選手の中でトップと言っていいほどのフィジカル(スピード、走力)の持ち主であったとか。冬期に行ったつどーむ5周走(2000m)のタイムは未だに破られていないらしいです。

 Jの試合に同じチームの出身者が2人出ているというのは、よくある話かもしれないのですが、ここからが問題です。

 その時テレビで確認は出来なかったのですが、3人目は、アビスパに所属していたポルトガル語通訳の白沢敬典さんになります(2018年はガンバ大阪に)。2017シーズンはアビスパ所属だったので、ベンチに入っていたはずです。

 そして4人目はどこに?となってきますが、コーチなどは可能性が高そうですが、違います。みなさん想像つきますでしょうか? 正解は、レベルファイブスタジアムのモニタールームで解説者をしていた下村東美さんでした!

 下村さんの名前は「とうみ」と読みますが、私はトミーさんと呼ばせてもらっていました。兄が仲良かったというのもあって、SSS時代の私も小さい頃遊んでもらった記憶があります。トミーさんはセレッソ大阪、ジェフユナイテッド市原・千葉などに所属していました。トミーさんはボランチを主にやっていて、とてもクレバーな選手だった印象が残っています。

 それを裏付けることとして、トミーさんと私は現役時代の代理人事務所(エージェント)が同じで、代理人から聞いた話ですが、トミーさんは頭脳明晰で指導者のライセンスを取ったり、テレビの解説をしたり、さらにエージェントの資格も取ると聞いたことがあります。特にこのエージェントのライセンス(通称・FIFAエージェント)というのはかなりの難関らしく、正式なライセンスを取得するのは苦労するそうです。ちなみに、正式なライセンスを持たずにエージェント業をしている人も多数います。

 馴染みは薄いかもしれませんが、このエージェント(代理人)業を簡単に言うと、選手の味方になってサポートしてくれる人というような感じでしょうか。クラブと金銭の交渉をする時に知恵を貸してくれたり、代わりに交渉してくれたり、新しいチームの移籍先を探しなどもしてくれます。自分が現役の時は、選手の代理人契約は多くなかったように思いますが、今は若手から多くの選手が代理人と契約しているとも聞いています。

 と、話は広がりましたが、Jリーグの舞台で、選手やスタッフ、そして解説者など、サッカー現場に関わる業界で、クラブ出身者が集うと言うことは、めずらしいことでしょうし、歴史も感じる機会となりました。もちろんJクラブでは、よくあることなのかもしれませんが、街クラブで考えると、これも素晴らしい育成の成果のひとつと言えるのではないでしょうか。
 

2018/11/21

 

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嶋田 雄二

2018年の夏、毎日サッカーに関われる日々に
 全国ニュースでは、猛暑や台風の被害など目にしましたが、北海道はアッと言う間に夏が過ぎ、子どもたちの夏休みも終了となりました。皆さまはいかがお過すごしでしたでしょうか?

 久しぶりにスタッフ日記に登場致しました私、嶋田は、でっかい北海道中をあっち行ったり、こっち行ったりと、日々サッカー巡りしてきました。

 最初は6年生と一緒にロバパンカップ全道大会は道東の中標津、それが終わると札幌ブロックトレセンの活動で道北の旭川。次は札幌で6年生の交流大会とトレセン大会U11のお手伝いを挟み、その次が5年生と道南の大沼、続けて苫小牧合宿にも行きました。そして最後には道央の安平町早来へ日帰り遠征でフィニッシュ。

 今夏もまた「〇曜どうでしょう」の北海道市町村カントリーサインの旅のように様々な土地へ行き、北海道の雄大さを味わったなぁと振り返っております。

 慌ただしい夏休みは、サッカー(スポーツ)関係者の皆さまも同様だとは思いますが、子どもたちと一緒に多くの実りある経験をすることが出来ました。その中、今回は特に印象深かったことを少し書きたいと思います。

 夏休みの最後に参加した「安平町はだしの広場カップサッカー大会」。この大会に埼玉県の江南南サッカー少年団が参加していました。

 江南南は強豪ぞろいの埼玉県にあってもトップクラスの実力を持つチームで、今年の春に行われたダノンネーションズカップで全国優勝。また、ロシアW杯に出場した原口元気選手の出身チームとしても知られています。

 大会形式で行われた1日目にはSSSとの対戦はありませんでしたが、他チームとの対戦を見学することが出来ました。

 江南南のサッカーは個人技が中心で、どんどんドリブルで勝負に来るスタイルでした。原口元気選手を彷彿とさせる、スピード溢れる細かいタッチのドリブルをする選手が多く、対戦していた北海道のチームは苦しめられていました。

 江南南の松本監督にお話を聞くと「他のチームは色々な型やシステム、戦術を持っているが、我々には無い。とにかく楽しみながらもテクニックを磨くことが大事。ボールを自在に操れるようになれば、よりサッカーが楽しくなるから」と教えてくれ、さらに「勝ちたい気持ちが無いわけではないが、より大事なのは選手が力を付けて巧くなること」とも仰ってました。目先の結果ではなく、未来に目を向けた指導スタイルのため毎年卒業生がプロになっているそうです。これはSSSの指導方針とも重なる部分があると思います。

 そして2日目にはSSSも江南南と対戦することとなりました。前日の大会でSSSが優勝していたこともあり、江南南は立ち上がりからスロットル全開で襲い掛かってきました。アプローチの速さ・強さに圧倒され、思うようにボールを持たせてくれません。どうにかドリブルで抜いてもすぐに追いかけてきて、多い時には3、4人に囲まれてボールを奪われるシーンがたくさんありました。それ位、全力でボールを奪いに来る激しい全国レベルを体験できたと思います。

 試合後、松本監督は、「昨日SSSが優勝しているから全力で倒しにいった。埼玉の泥臭いサッカーを見せられたのでは。埼玉県ではこのようなプレッシャーは当たり前で、バチバチと闘いながらも、巧いチームはこの厳しい環境の中でボールを奪われないサッカーをする」との話が印象深かったです。

 私もトレセンに関わっている関係で、全国各地のJ下部組織のチームを見ることは多いのですが、全国トップレベルの町クラブや少年団チームを見ることは少なく、今回、激しさやこだわりを持ったチームと出会い、いかに自分たちがぬるま湯だったのかと痛感できる貴重な機会となりました。より高みを目指すためにも一層の努力と成長を促す、厳しい環境を作り出すことが必要と感じました。

 これらのことを6年生だけではなく、下級生にも伝えていき、特徴の際立つ、より良いサッカーへの取り組み方をSSSの子どもたちに根付かせられたらと思いました。
 

2018/08/29

 

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