スタッフ日記


櫻井 健愛

全道大会に帯同して・・・。
 皆さま初めまして! スタッフ日記には初登場となりますレギュラーコース担当の櫻井です。早速ですが、今回は鈴木コーチと帯同した全道大会を振り返ってみたいと思います。

 7月25日から28日にキロロリゾートにて行われた、「道新スポーツ旗 第47回 全道サッカー少年団大会」にSSS―A が札幌地区代表として参加してきました。

 さかのぼる事札幌地区予選。レギュラーコースからは、SSS―A、SSS―Bの2チーム体制で予選に参加しました。この大会へ向けて掲げた目標は2チームで全道大会へ参加し、決勝戦でSSS対決しよう! というものでした。残念ながらSSS―Bは札幌地区代表決定戦にて延長―PK戦の末敗退、悔しい思いをしました。

 負けてしまった仲間の分まで・・・と挑んだ全道大会でしたが、結果は準々決勝でコンサドーレ札幌U―12Aに1―1からのPK戦で惜敗してしまいました。

 チビリン終了後から自分たちに足りないところを改善しようと、日々のトレーニングを積み重ね、負けてしまったチームの分まで・・・と戦った全道大会。必死に考え、伝え合い、走ってゴールを目指し、身を投げ出してゴールを守りました。チーム、仲間、応援してくれる方々・・・、もちろん自分のためにも。

 その中、試合前や後のチームミーティングをみんなは大切にしてきましたね。いつもコーチはその輪のなるべく近くで話を聞きながらみんなの表情を見ていました。

 サッカーのことだけではなく、普段の生活(学校)のこと、仲間とのことなど・・・いろいろな話し合いがありました。答えを与えられるばかりではなく、ヒントから自分で考え、その中から「何か」を見つけ出そうと、いろいろなことに対して「本気」で向きあえるようになってきていたように見えました。

 誰に言われるでもなく、さまざまな場面で始まるようになった仲間たちだけでのミーティングも、いつからか『チームを変えたい』、『自分も変わりたい』と本気で意見のぶつけ合いができるようになり、真剣に考え、伝え合った内容がプレーの中で実践できるようになってきたのではないでしょうか?

 大会を通してA・Bチームともに1点しか取られていないのだけれど・・・、その結果はどうだったかな? 力の限り・・・はつくしたと思います。けれどもその先にあったのはみんなの望む結果ではなかったですよね?

 厳しいようですが、これがサッカーの難しいところでもあり、言い換えるとそれが面白いところでもあるのではないでしょうか? みんなは本大会を通じて素晴らしい経験をしたと思いますが、その中から何かを感じることができましたか? 

 今回は悔しい思いをしましたが、自分たちが望む結果をつかみとるためには、『継続性=悔しくても苦しくても簡単にあきらめず、一生懸命がんばって続けること』がとても大事です。

 「ここぞ」のところで大きな力を発揮できる選手(人間)になれるように、新しい目標に向かって、さまざまな課題と向き合い、オン(オフ)・ザ・ピッチでしっかりとしたことを積み上げて次、そして将来の目標につなげましょう!

 負けてしまった日の夕食時に『新たなスタートだ・・・』とつぶやきながらご飯を3杯おかわりしていたある選手。その言葉に力強さと決意を感じ、コーチももっと選手へ良いサポートができるように新たなスタートを切りたいと意を新たにしております。

 最後になりますが、会場まで応援に来て下さった保護者や関係者の方々から、たくさんのご声援をいただき本当にありがとうございました! 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
 

2015/08/06

 

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えんじぇる ハートちゃん

ホッカイドウの子も、まちにまった夏休みですね!
 SSSホームページをごらんのみなさまこんにちは! ホッカイドウの学校も夏休みきかんとなりましたかが、みなさまいかがおすごしでしょうか?

 ホッカイドウのほんかくてきな夏はみじかいですが、子どもたちは、れんしゅうやがっしゅく、それから海や山でキャンプなどをたのしむこともあるかと思います。

 ですが、とくに海・川、プールなどでは、じこやけがなどのないように、まずはじぶんでしっかりと気をつけることはもちろん、見守ってくださる大人のかたの言うこと(だいじなルールなど)をしっかりとききましょう!

 また、スポーツかつどうや、外あそびで、ねっちゅうしょうにならないよう、こまめに水分ほきゅうをしましょうね。

 では、みじかい夏休みきかんですが、たのしい思い出となるよう、じこやけがなどにちゅういし、元気にすごしてください!
 

2015/08/01

 

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田古嶋 愛子

なでしこW杯連覇ならず・・・これからに期待しましょう!
大会連覇を狙っていたなでしこジャパンでしたが、アメリカの圧倒的な強さに屈してしまいましたね・・・。

 試合序盤は、アメリカの長所ばかり(高い・速い・強い・巧い・・・)が目立ち、なでしこのリズムが作りきれないうちにたたみかけられ、一気に4失点・・・。ですが、そこから宮間選手を中心とした諦めない姿勢には本当に素晴らしかったと思います。

 優勝したアメリカは、どこかの国の男子リーグに入っても十分に通用するかも?というくらいの完成度でしたので、この栄冠にふさわしいチームだったと思います。
 
 来年のリオデジャネイロオリンピックでは、時間的に今大会と同じようなメンバー編成になるのかな?とも思いますが、アメリカと対戦することになったときにはぜひリベンジを果たしてほしいですね。

 そして、短期的な目標や結果も必要ですが、未来のなでしこ選手たちのサッカー環境が向上していくことも大事だと思います。

 2020年に向けて、女子サッカーを取り巻く環境と機運がますます高まることを期待しています!
 

2015/07/09

 

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田古嶋 愛子

なでしこジャパン ファイナルへ!! ガンバレー!!
 試合ごとにハラハラドキドキの展開で勝ち進んできた、なでしこジャパン。応援している方も気が気でない毎日ですが、勝負強さを発揮した素晴らしい戦いでついに決勝の舞台に進んでくれました!

 先日の準決勝では、今まで一度も勝ったことがなかったイングランド(2分け2敗だったそうです)相手に、思いがけない劇的な幕切れで、なでしこの勝利となりましたね。

 なでしこの最後まで諦めない姿勢があのOGを生んだので、勝ったことは素直にうれしいのですが、イングランドDFの心中を思うと切なすぎます・・・(その後の仲間たちの姿や、宮間選手のコメントも心打たれました)。けれど、これもサッカーなんですよね。。。

 最後は、今まで対戦してきたチームの思いに報いるためにも、ぜひぜひ大会2連覇と最高の笑顔で締めくくってほしいです! 「ガンバレー! なでしこジャパン!!」
 

2015/07/05

 

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柴田 吉徳

甘くはないコーチ業・・・
 少し時期がずれてしまいましたが、今年度が始まり、まだ屋内施設で行っていた練習時の出来事です。

 私が担当するサクセスコースでは、小学校高学年の子(地区によっては幼稚園の子も在籍)まで、3グループから4グループに分かれて練習を行っております。

 その中練習が終わり、後片づけをしてから送迎バスに移動しましょう、となりました。

 その時、まだ慣れていない低学年の子が、不意に「コーチ、かえるの?」と、ニコニコと質問してきます。

 私は、当然のごとく「うん。練習が終わったから、バスに移動して帰るよー」と、答えました。

 その子は「え?かえるの??」と、聞き直してきましたので、「まだサッカーしたかった?でも今日はもう帰らないとねー」と、返します。

 それでもその子は「いや、だから、か・え・る・の!」と、少し口調が強くなってきました。

 私はあれ、伝わっていないかな?もしくは、小さい子どもなりのなぞなぞ勝負かな?と、思い直し「蚊いる(かいる)の?、それとも室内施設だけと蛙いる(かえるいる)の?」と、おじさんのダジャレ力を駆使して、回答してみました。

 するとその子は「いや、だからコーチ! か・え・る・の!!」と、必死の形相になってきました。

 その様子から私は、『なっなにー! まさかコーチを代えたい(かえたい=かえる)のかー!!』と、内心動揺しながらも、そこはベテランの力で、なんとか持ちこたえます。

 「で、何をか・え・た・いのかな?・・・(内心コーチと言うなよ)」。と、更に聞き直すと、「だーかーらー、これ(↓)、かえるの!!」と、足先の方を指すジェスチャー付きで、聞いてきました。

 そこで、察しの悪い私もやっと気づきました。『あっ!靴を履き替える(かえる)か、どうかの質問だったのかー!』。。。

 で、「これから、外に出るから、靴は履き替えますよー」と伝えると、やっと本人も納得し、会話が成立しました。

 「今度からは、何をかえたいのか、伝えましょうね」と、言うが早いか、その子はクルリと反転し「じゃ、コーチ、バイバーイ!」と、このベテランコーチを置いてけぼりに、元気に帰っていきました。

 最後に言い訳のようになってしまいますが・・・。

 このように小さい子など(高学年でもありますが)には、伝える力を付けるためにも、コーチたちが、子どもの言いたいことを先回りして、察し過ぎてしまわないように気をつけております。これは時間や手間ひまがかかってしまいますが、なるべく子どもたちのコミュニケーション能力が向上するよう、対応していきたいところです。

 そして、指導現場で良くあることが、「コーチ!トイレ!」。このフレーズが出た時には、ゆっくりと対応するよりも、いろいろな意味で十分気をつけなければならないことは、ベテランコーチたちは知っていることでしょう。。。
 

2015/06/21

 

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田古嶋 愛子

女子ワールドカップも開幕! なでしこリーグも注目です!
 現在、なでしこリーグの浦和レッズレディースに所属している白木星さんのニュースがSSSホームページにもアップされていましたので、うれしい思い出話をご紹介します。

 中学生時代、SSSサッカークリニックU15コースに所属していた白木さんは日本代表メンバーに選ばれ、『AFC U16女子選手権中国大会2011』大会でも大活躍でした。その大会で得た優勝メダルと使用したユニホームを見せてくれたのです!

 「ASIA CHAMPION」と書かれてあるメダルの燦然とした輝きに、感動するとともに、SSSに入ってきた頃に比べて更にたくましくなったんだなー、と感慨深いものがありました。

 白木さんは小学生の時、SSSのサクセスコースに入り、男の子たちとそん色なくボールを蹴っていました。当時「SSS初のなでしこリーガーはあの子だろう」と、とあるコーチが予言(!?)のように話をしていたこともありました。

 ちなみに、最近になってどの部分が良かったのかと、そのコーチに聞いたところ「体の中心軸がしっかりしていたことと、膝の使い方が良かった。あと、技術面を磨ければ」と、いう印象だったとのこと。「でも、一番は負けず嫌いで努力家だったこと。1対1の練習では、男の子相手だけではなく、コーチにも負けないぞと、挑んでくる強い気持ちがあった。」

 その時の1対1では、もちろんコーチが簡単に負ける訳にもいかず、何とか技でねじ伏せ「まだまだドリブルを磨かないとな」と、渋く言いたいところ、実は体力的に追い込まれ過ぎて内心は「ぶはー、ふーふーふーはーはーはー、おいおい何回1対1やるんだ。もはや心拍数が200超えてるぞ、これで話せるのか、気を抜いたらピッチに倒れてしまうぞ・・・いやいやここで倒れたらコーチ失格だ・・・」と、プレッシャーがかかっていたそうです。。。

 また、最近では、サッカー審判資格更新用システム『JFA eラーニング』で、高校在学中の白木さんがゴールを決めたあとにチームメイトとハイタッチしているというステキな場面が『サッカーの楽しさ』と言うような章でピックアップされていました。

 今は厳しい世界で頑張っていますが、苦しい時にはSSSで学んだ『サッカーの楽しさ』を思い出して頑張って欲しいなーと、陰ながら応援しております。
 

2015/06/10

 

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鈴木 政裕

チビリンピック全国決勝大会を終えて
 5月のゴールデンウィークに、横浜で行われた「JA全農杯チビリンピック2015小学生8人制サッカー 全国決勝大会」に、北海道代表として参加してきました。7年振りの参加となるこの大会では、強豪揃いの予選リーグ(横浜Fマリノスプライマリー・名古屋グランパスU12・サガン鳥栖U12・小野FC)を勝ち抜き、決勝トーナメントに進出できるように、目標をもって準備をすすめていきました。
 
 開幕戦のサガン鳥栖U12との対戦では、第1ピリオドで、緊張からか動きが硬く、普段ならできていたチームとしての守備の準備ができず、相手の能力の高いFWに次々と得点を奪われてしまいました。この第1ピリオドが、今年の6年チームの課題がはっきりと表れた試合だったように思います。普段できることが、できなくなってしまう…。中には、冷静さを失い、何も考えることができなくなってしまう選手もいました。これは、大きな課題です。そんなメンタルの状態では、勝負になりません。それを痛感させられた場面が、あの第1ピリオドには凝縮されていたように思います。

 マリノスとの試合は、いい緊張感の中、すばらしいプレーが随所に見られました。やはり、君たちの力は十分にあることはわかります。しかし、一瞬の集中力の欠如から、失点。試合中に考えることや伝え合うことを一瞬でも止めてしまうと、こういう結果になってしまうのです。

 予選リーグ4試合を戦った結果、1勝3敗で、残念ながら決勝トーナメントにはすすめませんでした。

 いつもならできることが、できなくなってしまう…。今後、この課題をどうしていくか?

 まず、どんな練習や試合でも「考える」ことや「伝え合う」ことを忘れずに、習慣性を身につけること。相手や仲間の状態によって、自分のポジショニングやプレーは変わるはずです。それが、サッカーにおける「考える」ということ。相手がどんな相手であろうと、仲間がどんな状態であろうと、ただ何となくプレーしている選手が、ハイプレッシャーで、なおかつ緊張感が高まる試合で、活躍できるはずがありません。相手や仲間の状態が根拠となり、自分のプレーを決断することを繰り返して、自信となっていくのです。だから、普段のトレーニングから「考える」ことを徹底しなければならないのです。そして、その考えを出し合い、聴き合い、実行し合うこと。これも繰り返すのです。その繰り返しは、チームの自信となるのです。その自信は、試合の中で、どんな状況でも揺るがない、タフなメンタルとなり、厳しい状況の中でも、自分たちの意思のあるサッカーへとつながっていくのです。

 夢や目標に向かって、「本気」になり始めた君たち。しかし、君たち以上に、「本気」で、その気持ちをピッチ内で表現できる選手たちと、今大会で対戦することができました。痛感したよね…自分たちの「本気」は、まだまだ足りない…。自分たちの表現力は、まだまだ足りない…。「本気」だった選手たちは、喜び、悔しさ、自分への厳しさ、仲間に伝える心…すべてをピッチ内で、全力で表現していたよね。心が、頭と体を動かすのです。技術、戦術…大切です。でも、それをピッチで活かすためには…もうわかるよね。

 そういうメンタルをもった選手たちは、1対1の攻防(特に球際)は、力強く、賢かった。ポジショニングも、すばやく、判断が伴っていた。全試合で、走りきるフィジカルをもっていた。宿舎での食事の様子も、君たちと比べると、学年が1つ上かと思う程、バランスよくたくさん食べていた。

 その中、今大会ではフェアプレー賞をいただきました。これは、君たちが、「チームのために自分は何ができるか」と「考える」ようになってきている成長の証でもあります。すばらしいです。でも、今のままでは、まだまだ足りないとわかった現在、歩みを止めるわけにはいきません。今大会の様々な場面を思い出し、悔しさを高めてください。越えられなかった壁を乗り越えるために、悔しさをエネルギーにして、課題を克服しよう!

 目標は1つです!わざわざ口に出す必要はないね。「本気」でめざすぞ!
 期待しているよ!信じているよ!

 最後になりましたが、今大会にかかわり、現地まで足を運んで応援してくださった保護者やOBの方々をはじめ、たくさんの皆様のささえを感じることができました。本当に、ありがとうございました!今後ともよろしくお願いします!
 

2015/05/23

 

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田古嶋 愛子

古いんだぁ。。。(-''-;)
 先日、サクセスコース練習開始前に管理のためホームグラウンドで先に準備していたところ、時間通りにSSSバスが到着し子供たちが続々と降りて来ました。

 そのうち、一人の子が練習の用意をしながら「今日はなぜかたくさんコーチがいるー・・・見たことがないコーチもいれば・・・そして(私を見て一瞬の間を空けてから)古いコーチもいるー・・・」

 『古い』という言葉に軽くショックを受けながらも「確かにSSSに長くいる方かもしれないけれど、いつだって気持ちはおNewなんだよ・・・」と力なく言いましたが、その「おNew」という言葉自体Old(古い)だったなぁーと自分の『古さ』を自覚。。。(昔はよく使っていたような??)

 その子によると、自分が幼稚園の頃(5年前)からいるコーチ=長くいる=『古い』という表現だったようです(私が明らかに落胆したのを見て、子どもながらに気を使った言い訳をさせちゃいました。反省・・・)。

 ・・・しかーし!ここでいじけてばかりもいられません!!子供たちに負けないようにコーチたちも日々進化を遂げなければならないと意を新たにした次第であります!!(ケロ○軍曹風にまとめてみました←これも古い!?)
 

2015/05/20

 

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鈴木 政裕

今の自分を乗り越えろ!
 新年度の活動に向けて、新5・6年のメンバーで、道外遠征となる宮城(3月26から29日)と、道内遠征の伊達(3月29から31日)に行ってきました。ですが正直、がっかりしました。宮城遠征も伊達遠征も、どちらのメンバーも共通して言えることが、モチベーションの低さ。自分のサッカーに対する夢や目標、自分の課題に対して、きちんと向き合えていないことがよくわかりました。つまり、本気になれていないのです。

 自分自身と向き合えていないので、チームのこともあまり考えられていません…。「チームのために」という気持ちも希薄で、プレーは人任せ、さらには、自分の好きなやりやすいプレーをして、ボールを失う場面ばかり…。連続したサポート、勤勉な守備は少なく、そういうミスに、自分自身に対しても、仲間に対しても、無関心・無干渉…。冬の間に、一人ひとりにあるはずの課題を克服するための努力はどれくらいしていたのか…?

 しかし、「君の夢は?」「君たちの目標は?」と伝えると、しっかりと答えられる。なのに、その夢や目標のために、本気で向かっていけない。とても残念です。自分の夢や目標を大切にできていないのですから…。

 遠征中、オフ・ザ・ピッチでも、コーチたちからの指示待ちの場面が多かったです。普段から、「集団(チーム)のために何ができるか」ということを考える習慣が必要なのかもしれません。そのように考える習慣性から、「今、自分は何をすべきか」という自立した発想につながり、それがピッチでの自己表現力になっていくのではないのでしょうか。

 大事なからだを作る食事に関しても、意識が低く感じました。「食」の重要性は、知っているはずなのに…。将来の夢や目標があるはずなのに…。

 遠征中に、そんな自分たちに危機感を覚え、自分たちで、ミーティングをする場面が多く見られるようになりました。これはすばらしいことです。しかし、ミーティングをすることがいいのではなく、ミーティングしたことを行動に移すことが必要なのに、キックオフのあとは、何も考えられなくなってしまう選手が大多数でした。

 4月です。新年度がスタートしました。どうでしょう…?今一度、自分自身をしっかり見つめてみませんか?よわい自分も、逃げちゃう自分も、ずるい自分も、すべて受け入れてみませんか?そして、つよい自分でありたいと、自分に言い聞かせて、スタートしませんか?夢や目標にまっすぐに突き進む自分を追い求めてみませんか?仲間のために、常に考えて、動ける自分をつくってみませんか?それが、サッカーなのかもしれませんよ。

 君たちのよさは、仲間にやさしいところ。けど、やさしさの方向性を間違っていない?大切な仲間のために、今の自分でいいの?大切な仲間が、よくないままでいいの?本当のやさしさを表現するには、自分のつよさが必要になるんだよ。

 コーチは、君たちの夢や目標が、すばらしいと思うよ。君たちの夢や目標を叶えたり、その手助けをすることが、コーチの目標です。だから、君たちと真剣に向き合うし、全力を尽くします。コーチもまだまだ力不足だけど、全力を尽くします。

 みんなで、一緒に、すすんでいこう!それしかないよ!
期待してるよ!信じているよ!
 

2015/04/05

 

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嶋田 雄二

2014年度を振り返って 「レギュラーコース」
皆さま初めまして。スタッフ日記に初登場の嶋田です。

 本当は、気軽にスタッフ日記を書きたかったのですが、SSS裏の編集長が怖く、なかなか書くことができませんでした。

 さて、4月から始まる新学期に向けて、子どもたちも準備を進めていることと思いますが、ここで2014年度を振り返りながら、各学年のターニングポイントや成長のヒントを探したいと思います。

 今年は各学年で大会の成績につながりましたが、それは日頃のトレーニングでの課題克服の積み上げが土台となったと思います。

 まずは6年生。小学生年代では一番上の学年となり自覚と責任のでてきた昨年の4月。全員で集まり、将来に向けての目標やチームのこと、オン・ザ・ピッチとオフ・ザ・ピッチはつながっているのだということについてミーティングをしましたね。そのなかで仲間の大切さや夢、目標に向けてどういったことが大事かということを再確認したのではないでしょうか。

 特に仲間とのつながりについては、自分の意見を仲間に伝え、相手の話も聞いてあげて、擦り合わせをしていくことを繰り返すようになりました(たまに言い過ぎだったこともあったようですが・・・)。これがチームの一体感や信頼関係が生まれた要因となり、大会でも苦しい場面で頑張れて、その後の結果に表れたと思います。

 5年生で大きかったのはチビリンピックの札幌予選。強豪ぞろいの予選グループに入り、厳しい戦いの連続でしたが、そのなかで個人やグループとして、必死に戦う姿勢を前面に出せたことが、全国切符獲得につながったと思います。

 全国大会に向けては、まだまだ技術も体力も精神も課題の多い5年生ですが、あのファイトする姿勢をいつでも前面に出せるように、自分の意見や目指すプレーを主張することが必要です。誰かに任せるのではなく自分から、自分の意思で行動を起こしましょう。

 4年生を振り返ると、岩内の全道大会で負けたことが大きかったのではないでしょうか。勝って高いレベルの試合を経験し学ぶこともありますが、負けることからも学ぶことは沢山あります(ただし、負けた後に何を考え、行動するかがすごく大事です)。実際、負けた後のみんなの取り組みは大会前よりも良くなって、ぐんぐんと成長してきた選手も大勢いました。今後は自分のプレーをしっかりと分析し、何か出来て、何が足りないかを考え実行する、また、出来ない苦手なことにも挑戦することが重要となるでしょう。

 2年生、3年生たちは、ドリブルで相手をかわせる選手が増えてきました。ここからもっと上手になるためには、しっかりと相手のことを見て、いろんな種類のドリブル(右足?左足?フェイント?)をするようにしましょう。また、ドリブルからシュートやパスまでを連続して成功できるようになるとより良いと思います。

 と、子どもたちには『何を考え、行動するかがすごく大事です』や『誰かに任せるのではなく自分から、自分の意思で行動を起こしましょう。』などと、偉そうに言いましたが、私自身も日頃の業務で(厳しい先輩たちに指導を受け、パ〇ハラ?)特に実感しているところです。そしてそのストレスから、本当はサッカーや人間的にも成長したいのに、体重だけが右肩上がりに伸びてしまうことに悩んでいるユウジ・シマダ28歳の春でした。
 

2015/04/02

 

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