スタッフ日記


田古嶋 愛子

盛り上がった欧州選手権でふと思い出しました・・・
これもコロナ自粛前のある静かな昼下がりの出来事です。

 私がクラブハウス2階の事務室でPCに華麗なブラインドタッチをかましながら黙々と業務をこなしていると、1階(?)の方から「ドカ、ドカ、ドンガラがっしゃーん!」と響く大きな音。何事かとびっくりして廊下を見ると、2階に上がってきた山瀬コーチが滑って転んだ音でした。照れくさそうに事務室に入ってきた山瀬コーチに、「えっ、廊下で滑った? そろそろ山瀬コーチも“老化”現象だな。“廊下”で滑った、だーけーにー」と、さっそく他のコーチが(意地悪く)いじります。

 そして、その展開を知らずに事務室に帰ってきた得光コーチは、「いやー、久しぶりに子どもたちと試合してきた。でも、思いっきり負けたー。チームメイトの“人選”ミスったかなー」と、笑顔で振り返っていると、遠巻きに聞いていたベテランコーチが「えっ、いまさら“人生”ミスった? もう遅いって!」と、聞き間違い(?)の厳しいツッコミを入れていました。これが、わずか3分間の出来事なので、日頃の事務室の雰囲気が伝わるかと思います。

 こんなダジャレの“応酬”は、国内レベルを超えて“欧州”レベルですね。と、私も触発されてダジャレってみました。( ,,・ω・,, )てへへ。
 

2021/07/21

 

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山瀬 幸宏

どんなメニューやっていたっけ?
 こんにちは! レギュラーコース担当しています山瀬です。サッカーの指導者になってからは、子どもたちの練習メニューというのを日々考え、イメージしてから普段の指導に入るのですが、ふと、自分が現役選手でやっていたときってどんなメニューだったかを思い出しながら、今回は紹介していきます。

 現役時代は移籍もあり、数チームで活動してきましてので、よくやったメニューやすぐに頭に思い浮かんだものを書いていこうと思います。また同じチームでも監督やコーチは変わることもあったので、本当に多くの方に指導してもらってきたのだなと感じています。

1 とりかご(ロンド)
 どのチームでもありました。だいたいはアップのひとつとして取り入れているチームが多かったです。オーガナイズはいろいろで長方形もあれば、正方形もあり、4vs2だったり5vs2、中にフリーマンがいたりとさまざまでした。スタッフも入って一緒に楽しんでいることも多かったですね。

 とりかごあるあるで、大御所やベテランの方は完全に自分のミスだとさすがに鬼になりますが、ある程度どっちのミスかわからない場合まず入りません。オーラを使って若手に入らせます。自分もベテランになってからはそうでした!

 あとは助っ人外国人、特にブラジル人もまず鬼はやりません。お国柄なんでしょうか守備より攻撃という感じ、また鬼をやっているときにパス本数で貯金や股を通されて貯金たまったりしたら平気でスライディングやタックルでつぶしにきて危ない雰囲気をつくりだします。勝負にこだわるという意味ではさすがだなと感じました。(もちろん自分が現役のときに一緒にやっていた選手がこういう人多かったなというイメージなだけですが・・・)

2 1対1
 これは育成年代ではよくやるトレーニングだと思いますが、プロの世界ではあまり多くは経験してきませんでした。

 もちろんシンプルな1対1も何度かはやったことはあります。ゴールをつけて1対1+GKはわりとあったかもしれませんね。記憶にあるのは、Fマリノス時代、代表クラスのDFが多くいたのでおそらくその選手の方々との勝負では1度も勝てたことはなかったかもしれません。特に中澤選手に松田選手、那須選手、栗原選手。プロの世界というだけでもモンスター級の集まりだと思うのですが、そのなかでもさらにレベルが違うとでも表現したらいいのでしょうか。

 しかしサッカーの試合ということで考えると話は変わってきます。代表クラスの選手にまったく通用しないのかといったら別物です。試合また試合形式になればパスもあるし、お互いの状態をみて悪ければ逃げればいいし、ワンツーもある、ペナルティーエリア付近だと切り返しにも引っ掛かりやすくなるだろうし、ボールを受ける前のかけ引きやパスの出しての能力でいくらでも攻撃側有利に出来ます。パスが匂うからよりドリブルがいきるなんてこともあるでしょう。

 なので試合になればこの相手には何も通用しないなんてことはありません。普段子どもたちにコーチングするのと一緒でどれだけ選択肢を多くもったなかでプレー出来るかで局面での勝敗や評価が大きく変わってくるのではないでしょうか。よくある1対1選手権と試合での活躍は別物ということでしょうか。
 
 あとはメニューではありませんがすぐに思い出せたということでいくつか紹介したいと思います。

 ひとつは(どうでもいい話なのですが・・・)、サガン鳥栖時代の外国人コーチの選手への声掛けが印象的だったので覚えています。みなさんも良かったプレーのときには「ナイス」や「グッド」など言われることがあると思いますが、その方は「ラブリー」という単語を使っていました。「ナイス」や「グッド」も使っていたのですが素晴らしいプレーが出たときに「ラブリー」と叫んでいることが多かったので1番いい表現で思わず口からでてしまうみたいな感じなのですかね? ちなみに欧州のチームからきたコーチだったのであちらでは普通なのかな。

 最後はJのチームのメンバー発表ってどんな感じなのかを簡単に(あくまで私が体験してきたことの中からです)。土曜日が本番だとしたら、木曜に紅白戦、金曜が調整的トレーニングしてから移動、そして土曜に試合です。

 その時の監督によりますが、Fマリノス時代は木曜の紅白戦あとロッカーのホワイトボードに18名分、番号が書いている形式の時がありました。よくあったのがベテランの方が練習を切り上げるのが早いことが多いと思うのですけど、全員があがってくる前に若手の番号を消したり書き替えたりしていました。

 「1人少なくない?」とかの言葉がよくありました。よくいじられている若手はチームマネージャーに聞いて確認とかしていましたね。今はスペインリーグで活躍している乾選手なんかも、実はいじられキャラでよく消されていたような思い出も。また、今はyou tubeチャンネルで活動している那須選手なんかも尊敬する先輩ですがいじられキャラでした。

 今回は以上になります。活動自粛が続きますが体調に気をつけながら自分に出来ることをやりましょう! 自粛があけ、普段のSSSの活動が戻った時にみなさんの活躍を期待しています!
 

2021/06/21

 

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伊東 隆

こんな時だからこそ出来ることを工夫して取り組もう!
 緊急事態宣言により、子供たちの活動に制限がかかっており、がまんの期間が続いています。

 こんな時こそ、「活動自粛の期間に何かできる事はないか?」、「活動が再開し、子供たちと保護者の方々がホーム施設に来た時に何か驚いてもらえるようなサプライズがしたい!」と、日々練りに練って業務に邁進しております。

 その中、SSSでは、みんなにとって良いと思う事をどんどんやらせてくれる職場環境があります。

 前職の経験やスキルを生かし、プレゼン資料も織り交ぜながら、様々なアイディアをSSSの上司にぶつけると、「説明に時間使ってないで、ドカドカドンドンやればいいっしょ」と、拍子抜けするほどあっさりと次々にOKを出されます。

 しかも今はクラブ運営も厳しい状況で、リスクマネジメントに注力するのが普通だと思いますが、「そのアイディアなら、こっちの方がいいっしょ」と、どんどんアイディアを更新してくるので、気が抜けません。

 さらには、「伊東コーチのアイデアも進めていいんだけど、実は今3社で大小合わせて5つのプロジェクトを陰で担当してるから、こっちも同時に進めるよ。なのでスピードアップも意識して」と、ニカッと笑顔で返してくれます。

 私も仕事のスピード感には自信を持っていましたが、大量に積み上げられた資料を前に、『えっ、この状況下で5つのプロジェクトを陰で進めていた!? いつ進めていたの?(いつも暇そうだったのに...失礼)』と思っていると、「ピンチもチャンスも同時にやって来るから、大変と思っていても、未来に向けて今頑張っておかないとね」と、常にポジティブです。

 スポーツ活動を通じて、地域社会に貢献できるような活動は、私自身も楽しいですし、何より誰かのために何かをやれるって素晴らしい事だと思います。みんながハッピーになれると思って仕事に取り組めるのはウキウキします!

 ホーム施設にまた皆さんが集まった時のサプライズも計画中です。乞うご期待!(子どもたちの喜ぶ顔が見たいなー)
 

2021/06/14

 

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伊東 隆

SSSホームページをご覧の皆様はじめまして。
 今年度からSSSのコーチとして新加入いたしました、伊東隆です(指導現場では、りゅうコーチと呼ばれています)。

 新加入とお伝えしたのですが、実は私自身、小・中学生時代に生徒としてクラブにお世話になり、大学生時代の4年間は当時のアルバイトスタッフとして関わっておりました(見かけは若手の新人風ですが、SSS歴は合計11年と関わりが深いんです)。

 その中、大学卒業後は一般企業に入社。この度縁あってSSSでお世話になる事となりました(その一般企業は一部上場の、気分も上々でしたが、紆余曲折あって巡り巡って「めぐりあい宇宙・劇場版」に・・・経緯はまた別の機会に)

 指導の部分ではサッカー(スポーツ)の楽しさを中心に技術はもちろんのこと、子供たちが社会に出たときに必要になる力を伝えていけるよう一生懸命頑張っていきたいと思っております。 

 では、これからもどうぞよろしくお願いいたします!
 

2021/05/27

 

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えんじぇる ハートちゃん

ざんねんながらお休みとなってしまいましたが・・・
 みなさまおひさしぶりです。すでにSSSホームページでつたえられていましたが、あらためて全コースでお休みとなってしまいました。

 このきかんは、がまんが多くなってしまいますが、お家でべんきょうと、気分てんかんにストレッチなど、くふうしてすごしてくださいね(スマートフォンのゲームやインターネット、SNSなどに時間をつかいすぎないようにしましょう!)。

 では、またみなさんが元気にスポーツを行えるようになるのをわたしも楽しみにしています!(ステイホーム中のダイエットも気になります・・・)
 

2021/05/18

 

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田古嶋 愛子

勝負所で準備万端?の沈着冷静なベテラン投入!
 また、こちらは、時効なので許されると思いますが・・・。

 今回もコロナ前のある日の試合中(ミドル・シニア部門)のエピソードです。

 ベンチで采配をしていたヨシノリコーチが、ベンチ内のある選手を指名し、「あと5分ぐらいで交代するから、(慌てずに)準備して体を温めておいて」と伝えます。

 その選手は大事な場面での交代出場を意気に感じて、準備もアップも入念に行っています。そして、5分が経ち「準備万端です! いつでも行けます!!」、上着をサッと脱ぎ捨てると、他の選手からも「よし! 頼んだぞ!!」と、気持ち良く送り出されます。

 それを横目で見ていたヨシノリコーチは、「残り時間を考えながら、(気持ちが空回りしないよう本人も)、慌てないようにプレーするようピッチ内で落ち着かせて」と、伝えます。本人は「もちろん分かってます! その役目はこの落ち着き払ったベテランに任せてください!!」と、颯爽とピッチに入ります。

 その頼もしい声を聞いて、スタッフとして入っていた私も勝利を引き寄せてくれそうな雰囲気をベンチで感じ取りました。既にヨシノリコーチは次の選択肢を考える為、ボードを持ちながら他の選手と話し始めています。

 そしてピッチに入ったその期待の選手がボールに触ったかどうかの数分で、ヨシノリコーチが静かに動きます。「田古嶋さん、(今出たばかりの)あいつ引っ込める・・・次の選手の交代直ぐに準備させて・・・」。ヨシノリコーチが小声だったのと今出場したばかりの期待の選手を引っ込めると言い出したので、私は「えっ? 今出たばかりのあの選手ですか!?」と、聞き返しました。

 すると、ヨシノリコーチは「うん。ありゃダメだ・・・」と、数分で交代させるという判断とその発言はサッカー経験40年を超えるベテラン指導者としてはあるまじき姿とも思えました。

 当然、出場後数分で交代させられた形のその選手も肩を揺らして憤慨しながらベンチに戻ってきます。いつもは礼儀正しいその選手もぶぜんとしながら「柴田さん! なんで俺が交代なんですか!!」と詰め寄ります。しかしヨシノリコーチも相手が大人の選手なので「いいから黙って座ってろ・・・」。子ども相手には決して見せない厳しい回答をします。

 その対応にますます選手は熱くなり、「どうしてなんですか!!」とベンチ外に漏れる声で回答を求め始めます。すると振り向いたヨシノリコーチも「いいからユニホームを脱いでベンチで頭を冷やせ!」と、声のトーンが強くなりました。

 その迫力に選手も落ち着きを取り戻し、ベンチも静まったところで、ヨシノリコーチがその選手に「ところでお前、何番?」と、ピッチを見ながら目も合わせずに聞きます。「え? 今更何の話ですか! 〇番ですよ!! 何年同じ番号でやってると思ってるんですか!」。再びヒートアップします。

 ヨシノリコーチは「あ? だったら今着ていたユニホームの番号見てみろ!!」。すると、その選手は「えっ!? あれ?? 本当は〇番なのに、自分の番号とちがーう! むしろ僕は誰のユニホームを着て出てたって言うんですか!?」。

 その瞬間ベンチのスタッフ、選手一同「知らねーよ!!」と、つっこんだのは言うまでもありません・・・。

 話が長くなり、状況が分かりにくかったかもしれませんが、単純にその選手は、ベンチにあった他の選手のユニホームを間違えて着て(張り切って)試合に出場してしまい、慌ててベンチに下げさせたというオチです。ちなみに昔話のおじさんサッカーということでお許しを・・・。
 

2021/05/09

 

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田古嶋 愛子

熱いプレゼンテーション
 前回は話に出てこなかった隠れキャラのヨシノリコーチは、ここ2年ぐらい、けがの影響(首が痛い・・・もしくは首が回らない・・・)でほとんど試合には出ておらず、スタッフとしての活躍が多いようです。

 その中、社会人(ミドル・シニア部門)のとある試合の出来ごとです。サイドバックで出場し交代した選手が、監督を務めていたヨシノリコーチに、相手との距離感やポジショニングについて熱心にディスカッションをしていました。ヨシノリコーチは「このような疑問は、チームの共通認識として、試合後にミーティングしよう」と提案。

 試合終了後、早速そのサイドバックの選手を全員の前に促し、「(作戦)ボードを持って図にして説明した方が伝わるよ」と、伝えました。

 すると、そのサイドバックの選手は、身振り手振りで今の試合の課題と、疑問などを熱く語り始めました。もちろん手には(作戦)ボードを持って・・・。と、思いきや、手に持っていたのは「ボード」ではなく「ボール」でした。(◎_◎;)

 おそらく「ボード」と「ボール」の聞き間違えだと思うのですが、ボールを手に持って身振り手振りの熱い説明は、「いや、ボールじゃなくて、ボード!!」と、いうツッコミも跳ねのける勢いのプレゼンでした。

 フォローにはなりませんが、このようにチームにはキャラが強めの人が多く、その選手は業界ではまずまずの規模の社長さんです。小さいことは気にしていたらリーダーは務まらないということなのでしょうか。
 

2021/04/26

 

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田古嶋 愛子

得点者は??
 今回はコロナの影響が出る前の公式戦の話が中心なのですが、SSSの社会人部門には、シェフィールド、アンティーゴスのミドル・シニアの3チームがあり、それぞれのカテゴリーで公式戦に参加しております。

 指導だけでなく、選手で活躍することも多い内藤コーチは、なんと3カテゴリー登録で奮闘しています(日々自主トレで走っているそうです。確かに試合中も仕事中も運動量豊富です。オシムさん流に言えば「水を運ぶ人」でしょうか。SSSには「油を売る人?」も・・・)。

 さて今回は、ある日の公式戦で、ここで勝ち点3を取れば早い段階で上位リーグ残留が決まる大事な試合での内藤コーチのプレーぶりをご紹介します。

 一進一退の緊迫した展開の中、内藤コーチが登場。すると相手ペナルティーエリア内にドリブルで突進。うまく相手ゴールキーパーをかわして、後はゴールライン1メートル手前から流し込むだけと思ったら、油断したのか戻ってきたDFに思いっきりタックルを受けて、エビそりで顔面から大ズッコケ!

 自身は、ズッコケヘッドスライディングで体ごとゴールラインを割りましたが、転がっていったボールは最後誰に当たったのか微妙にゴール?!

 よく見るとフォローに上がってきた真嶋コーチが最後に蹴り込んだようにも見えましたが、内藤コーチは控えめな真嶋コーチの前に飛び出して(記録員から見えないように隠して)、両手の親指で自身を示し「俺だ! 俺だ!! 俺だー!!!」とタカ〇トシさんのようなアピールで強引に得点者になっていました(試合後、公式記録員にも、念押し?までしてました)。これもマリーシアでしょうか・・・。

 こちらの社会人チームの活動は、年代によっては新入会も可能ですので、公式戦に興味のある方はお問合せください。
 

2021/04/20

 

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鈴木 政裕

正しいと思うことを・・・
 先日、サクセスU15として、すばらしいアクションがありました。バス停からSSSホームグラウンドまでの道路沿い、グラウンド周辺などのゴミ拾い活動が行われたようです。「ようです」という表現からも分かるように、今回の活動は、コーチたちからの指示ではなく、自分たちで気付き、自分たちで声を掛け合い、自分たちでアクションを起こした結果なのです。

 この活動は、3年生を中心とした、チームとしての大きな成長です! ゴミ拾い活動という活動自体に、大きな意義があることは言うまでもありませんが、サクセスU15というチームの「自分たちで」「自分から進んで」「自立から自律へ」「自治的な集団づくり」などの大きな課題へのチャレンジと言えます。

 人は、時として、正しいと思うことに真っ直ぐに、直向きに、突き進むことが難しくなることがあります。心の中に生まれる「めんどくさい」「だれかがやるだろ」「なんとかなるさ」といったよわい感情に負けてしまうからです。

 サクセスU15は、一人一人がサッカー選手としてストロングポイントを秘めているものの、それを表現できない選手が、大勢います。自分のストロングポイントを自分で引き出すことの壁となっている一因が、そういった自分のよわさに負けてしまうことだと思います。

 では、「つよい自分になるには、どうしたらいいか?」…3年生みんなでミーティングをしました。サッカーにおけるオン・ザ・ピッチとオフ・ザ・ピッチ。つよい自分になるためには、サッカーのときだけ頑張っていればいいのではなく、むしろオフ・ザ・ピッチにおいて、鍛えられるのです。

 サッカーの試合において、目標を達成するためには、試合中に、何度も「めんどくさいことや自分の苦手なこと、嫌いなこと」に直面します。それを乗り越えてこそ、目標達成に近づきます。その乗り越える力は、オンではなく、オフ・ザ・ピッチでしか身に付けることはできません。そのことを十分理解して、行われた今回のアクション。コーチは、誇りに思います。チームのテーマ「躍動感」の表現を形にしてくれました。

 このようなことを継続して、もっともっと自分を磨こう! そうすれば、もっといいチームができる! そして、自信を持ってほしい。君たちは、できるのです! 普通ならめんどくさがるようなゴミ拾いを進んで集団として動けるチームなんてなかなかないぞ。先輩たちの文化を受け継ぎ、自分たちでもっとチームを進化させ、新しい歴史をつくろう! シーズンが始まります。期待しています!!
 

2021/04/18

 

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田古嶋 愛子

またまた子どもたちにびっくり・・・「クーぅ!」
 前回のスタッフ日記でも中学生グループの子たちがゴミ拾いをしてくれたことを書きましたが、数日後にさらに驚かされることがありました(今回は他のスタッフから聞いたことと、私が見たことをまとめて書きます)。

 春休み中の活動で、ホーム施設で子どもたちがいない時間帯を利用し、スタッフ数名が屋外の作業をしていた時です。まだ練習開始に時間がある中、一人の中学生が、大きなビニール袋を抱えて、歩いてホーム施設にやってきたようです。

 「あれっ、そのタップリ中身の入った大きい袋どうしたの?」と、スタッフが聞くと、「いえ・・・。あの、ちょっと・・・」と、照れくさそうに答えます。

 スタッフがよく見ると大きな袋が汚れていたので、「えっ、もしかしてゴミ?」と、聞き直すと、「え、あ、はい。グラウンドに来るまでの道端のゴミが気になったので、集めながら来たら、袋一杯になりました・・・。」

 その答えにスタッフも「えー、えらいっしょ! すごいっしょ!」と、北海道弁丸出しで言うと、その子は「いえ、僕だけじゃないんです。本当は、今日のグループの仲間を誘って、陰でやろうとしてたんです・・・」と、謙遜し始めます(その後、仲間の子たちも参加してくれていたようです)。

 自ら進んで行った行動も素晴らしいですし、良い行動は自分だけではないと謙遜まで出来るなんて、本当に見習いたいものです。

 この話を後で聞いた他のスタッフは、自分だったら気づかれなくても「はいはいはーい! 自分がやりましたー! と思いっきりアピールしちゃいます」と、言っていました(ちなみにこの元気印なスタッフも、日々施設の片付けや清掃に力を発揮しています。うるさくアピールしながらですが・・・)。

 実は、このように日記に書いてしまうと、何か強制のように感じてもらっても困るので、アップするのはためらったのですが、やはり良いことは、「いいんです!!」と、ジョン・カビラさんのように素直に良い声で伝えることとしました。
 

2021/04/14

 

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