5月9日(土)、市内の小学校グラウンドで全日本少年サッカー大会札幌予選が行われ、SSSサクセスは、1回戦をニューノースFCと戦い、1?3で敗退してしまいました。
今年度最初の公式戦ということもあり、多少硬さの見える立ち上がりでした。前半はボールを上手く繋げずに、押し込まれる展開でした。何とか頑張ってしのいでいましたが、コーナーキックからついに失点を許してしまいます。前半を0?1で折り返し、迎えた後半は、「大曲スプリングカップ」で再三確認してきたディフェンスの形から、すばやく攻撃に転じ、徐々に相手ゴール前でのチャンスが増えてきました。
そして、中盤からのパスに抜け出したFWがゴールを狙うも相手ゴールキーパーにはじかれます。そのこぼれ球に反応し、必死に押し込もうと放ったシュートは、惜しくもゴールポストを直撃・・・。何とか「同点ゴールを!」と攻め込みますが、逆にカウンターで2点目を献上してしましました。その後、お互いに1点ずつを取り合い、終わって見れば1?3。
もちろん、負けてしまった訳ですので、技術や体力など、足りない部分はたくさんあります。しかし、得点差以上に相手チームとの差を感じた部分がありました。それは、中盤の構成力(ゲームを組み立てる力)です。広い視野を持って、ボールを運び、展開し、攻撃の準備をする。この部分が相手チームや、トーナメントを勝ちあがっている他のチームと比べると、最も足りない部分と言えます。
6月の末から、全道少年サッカー大会の札幌予選が始まります。この大会は、今年から長期のリーグ戦方式で札幌予選が行われるため、その場しのぎではなく、本当のチーム力が試される場となります。今後は、これまで積み重ねてきた1対1の技術を生かすためにも、中盤の構成力を身に付けるための高い意識が必要となります。
では、どんなことを意識したら中盤の構成力が上がるのか?簡単な答えはありませんが、次の3つのことを意識して頑張ってみてください(当たり前ですが、併せて、個人技術向上のための自主練習は出来るだけ行いましょう)。
1、常に、ボールを受ける前にまわりを見て、次のプレーを考えながらボールを受けること。
2、積極的にコーチングをすること(まわりの選手が声を出して、良いプレーの選択を教えてあげよう)。
3、最後に、海外リーグやJリーグの試合を見て、もっとサッカーを知ること。
特に、3番目のサッカーを知ることが大切となると思います。プロの選手たちのプレーは、中盤の構成力だけではなく、参考になることばかりです。と言うのも、良いプレーの陰には、その前の動き出しや良いポジショニング、視野の確保(良い体の向きで広くまわりを見る)や中盤での展開(サイドチェンジ)など・・・、たくさんの要素が隠されています。そういう部分を気をつけながら試合を見てみると、さらにサッカーを知ることが出来ます。サッカーを知ることによって、上達スピードが上がりますし、今よりもサッカーが楽しくなるはずです。
今回の敗戦をバネに、みんなで次のステップを目指しましょう!! | |