前回のスタッフ日記でも中学生グループの子たちがゴミ拾いをしてくれたことを書きましたが、数日後にさらに驚かされることがありました(今回は他のスタッフから聞いたことと、私が見たことをまとめて書きます)。
春休み中の活動で、ホーム施設で子どもたちがいない時間帯を利用し、スタッフ数名が屋外の作業をしていた時です。まだ練習開始に時間がある中、一人の中学生が、大きなビニール袋を抱えて、歩いてホーム施設にやってきたようです。
「あれっ、そのタップリ中身の入った大きい袋どうしたの?」と、スタッフが聞くと、「いえ・・・。あの、ちょっと・・・」と、照れくさそうに答えます。
スタッフがよく見ると大きな袋が汚れていたので、「えっ、もしかしてゴミ?」と、聞き直すと、「え、あ、はい。グラウンドに来るまでの道端のゴミが気になったので、集めながら来たら、袋一杯になりました・・・。」
その答えにスタッフも「えー、えらいっしょ! すごいっしょ!」と、北海道弁丸出しで言うと、その子は「いえ、僕だけじゃないんです。本当は、今日のグループの仲間を誘って、陰でやろうとしてたんです・・・」と、謙遜し始めます(その後、仲間の子たちも参加してくれていたようです)。
自ら進んで行った行動も素晴らしいですし、良い行動は自分だけではないと謙遜まで出来るなんて、本当に見習いたいものです。
この話を後で聞いた他のスタッフは、自分だったら気づかれなくても「はいはいはーい! 自分がやりましたー! と思いっきりアピールしちゃいます」と、言っていました(ちなみにこの元気印なスタッフも、日々施設の片付けや清掃に力を発揮しています。うるさくアピールしながらですが・・・)。
実は、このように日記に書いてしまうと、何か強制のように感じてもらっても困るので、アップするのはためらったのですが、やはり良いことは、「いいんです!!」と、ジョン・カビラさんのように素直に良い声で伝えることとしました。 | |