みなさま、たいへんお久しぶりです。かなりの期間スタッフ日記が空いてしまいましたが久々に投稿させてもらいます。
10月1日、自分が受け持っていますジュニアユースの1次セレクションがあり、たいへん多くの方に参加して頂き、ありがとうございます。
多くの選手が集まったこともあり、それぞれの経験やサッカーにも幅がありましたが、どの選手も真剣そのもののプレーで、“点を取ってやる”“1対1で抜く”“良いプレーでアピールしてやる”というような気迫が近くで見ていて非常に伝わってきました。セレクションでは、どうしてもチームとしての指導適正人数や、SSSからの持ち上がりの兼ね合いで人数を絞らなければならず、お断りしなければならないことがあるので、複雑な心境でもあります。
その中、セレクションに参加してくれた選手たちの真剣で絶対アピールしてやるという姿が私に大いに刺激を与えてくれ、ふと自分の現役時代の思い出や小中学生の時の同じような体験を振り返る機会となりました。
セレクション、選抜という形でまずパッと頭に出てきたのが小学6年の全国大会で優秀選手がチームを組み代表として参加したスペイン遠征。公式大会か交流試合だったのかは定かではありませんが、覚えているのは出発前に多分東京あたりで集まった練習会の気まずさです・・・。
北海道からは私だけだったので知っている人が1人もおらず、エスパルスの選手が多く、グループを作っていて、私は同じく地方から来て知り合いがいないであろう子と仲良くなったのを覚えています。たしか試合もあまり出ていなく(ほとんどエスパルス)、ある記憶といえばベンチでアップ中に「そんなぬるいアップじゃ試合だせない」と言われたこと。
仲良くなったと子とは、宿泊先のホテルで、部屋に行って夜遅くまで話し込んだり遊んでいたこと。後は観光で、当時は何の建物か知らなかったですが、“なんだこの不思議な作りの建物は?”と思って上ったのが、大人になって知るあのサグラダファミリアだったことなどは良い思い出です(サッカーの記憶は特にないです。笑)。
後日もらった遠征の記念本には最後のページにブラジル人のサッカー選手らしき人を中心にした全員の集合写真があり、確か自分が高校生かプロに入ってすぐぐらいになんとなく本を見直していると、なんとその選手がロナウドだったと判明!(今の時代の子どもたちが知っているC.ロナウドではなく元祖ロナウド。怪物と称された選手です)。
その当時は分かっていませんでしたが、あの伝説のロナウド選手と一緒に写真を撮っていたとは! そう言えば、お土産に大量に買ったユニフォーム型のキーホルダーはFC Barcelonaでした。ということはカンプ・ノウのファンショップに行っていたのかな!?そんな記憶もよみがえってきました。もしかしたら、その時に入ったでかいスタジアムがカンプ・ノウだったのかも?(最後にはスタンドまで入って芝を眺めて帰ってきました)。以前の日記にも書きましたが、現役の時にマリノスでバルサと試合をするなど、振り返ると何かとバルサとは縁があったんだなーと感慨深いものもあります。
ちなみに当時の遠征の参加メンバーを見てみるとその後何名かプロになっており、まだ現役でがんばっている選手もいるようです。現役時代も特にこれといった交流はありませんでしたが、あちらも知っているはずなので、まずはお疲れ様です!(笑)。
もう1つ思い出すのが中3の時にマリノスユースの練習に参加したことです。これははっきり記憶に残っており、今回のセレクションに参加された皆さんと同じような状況で、“結果だしてやる”“いいプレーしなきゃ”と、とにかくがむしゃらだったのを覚えています。
当日は高1、高2グループの練習日だったらしく「札幌のチームから来ました・・・」とあいさつをしたところ、「札幌からわざわざ!」とまず言っていたのが田中隼磨選手(現、松本山雅)。隼磨さんも地方出身ということなのか練習参加中いろいろと話しかけてくれたことを覚えています(ありがとうございます)。私はユースの練習に参加することで決めてもらったのですが、高校に入ってからセレクションで入ってきた選手(2人のみ)に聞くと、全部で200人以上は参加していたと言っていました(いったい何次セレクションまであるんだ。恐ろしい・・・)。それを聞くと、練習参加の時点で入団を決めてもらってよかったと今でも思います。
と、何か自分の昔話しになってしまいましたが、こういう当時の熱い気持ちを思いださせてくれたセレクションに来てくれた選手たちに感謝したいですし、もう1度現役でやりたいなぁという気持ちにさせてもらいました(32歳なのでまだいけるはず!)。
2次セレクションに来てくれる選手は、自分も同じような場面を何度も経験しているので、「緊張するな!」という方が無理だとは思いますが後悔の残らないよう全力を出してくれればと思います(逆に自分がセレクションの進行であたふたしてしまいそうで、その心配も・・・)。 | |