みなさんこんにちは、山瀬からの久々のスタッフ日記投稿になります。実は、書こう書こうと思いながら温めていたネタで、少し古い話となってしましたが、約1年前のJリーグでの出来事を紹介したいと思います。
それは、2017年11月5日のJ2第40節にアビスパ福岡VS湘南ベルマーレのことです。この段階で既にピンとこられた方は、かなりのSSS通、もしくは北海道サッカー通です。
まず1人目は、私のスタッフ日記ではよく出現します山瀬功治、まあ私のお兄さんになります(もうおっさんですが今年も現役で頑張っていました)。アビスパで出場しました。
2人目はベルマーレで出場した藤田征也選手。私が現役の時は藤田選手がアルビレックス新潟所属で、直接的な絡みは練習試合をした程度なのですが、スタッフのミーティング(という体の飲み会・・・)で出てきた話では、SSS歴代選手の中でトップと言っていいほどのフィジカル(スピード、走力)の持ち主であったとか。冬期に行ったつどーむ5周走(2000m)のタイムは未だに破られていないらしいです。
Jの試合に同じチームの出身者が2人出ているというのは、よくある話かもしれないのですが、ここからが問題です。
その時テレビで確認は出来なかったのですが、3人目は、アビスパに所属していたポルトガル語通訳の白沢敬典さんになります(2018年はガンバ大阪に)。2017シーズンはアビスパ所属だったので、ベンチに入っていたはずです。
そして4人目はどこに?となってきますが、コーチなどは可能性が高そうですが、違います。みなさん想像つきますでしょうか? 正解は、レベルファイブスタジアムのモニタールームで解説者をしていた下村東美さんでした!
下村さんの名前は「とうみ」と読みますが、私はトミーさんと呼ばせてもらっていました。兄が仲良かったというのもあって、SSS時代の私も小さい頃遊んでもらった記憶があります。トミーさんはセレッソ大阪、ジェフユナイテッド市原・千葉などに所属していました。トミーさんはボランチを主にやっていて、とてもクレバーな選手だった印象が残っています。
それを裏付けることとして、トミーさんと私は現役時代の代理人事務所(エージェント)が同じで、代理人から聞いた話ですが、トミーさんは頭脳明晰で指導者のライセンスを取ったり、テレビの解説をしたり、さらにエージェントの資格も取ると聞いたことがあります。特にこのエージェントのライセンス(通称・FIFAエージェント)というのはかなりの難関らしく、正式なライセンスを取得するのは苦労するそうです。ちなみに、正式なライセンスを持たずにエージェント業をしている人も多数います。
馴染みは薄いかもしれませんが、このエージェント(代理人)業を簡単に言うと、選手の味方になってサポートしてくれる人というような感じでしょうか。クラブと金銭の交渉をする時に知恵を貸してくれたり、代わりに交渉してくれたり、新しいチームの移籍先を探しなどもしてくれます。自分が現役の時は、選手の代理人契約は多くなかったように思いますが、今は若手から多くの選手が代理人と契約しているとも聞いています。
と、話は広がりましたが、Jリーグの舞台で、選手やスタッフ、そして解説者など、サッカー現場に関わる業界で、クラブ出身者が集うと言うことは、めずらしいことでしょうし、歴史も感じる機会となりました。もちろんJクラブでは、よくあることなのかもしれませんが、街クラブで考えると、これも素晴らしい育成の成果のひとつと言えるのではないでしょうか。 | |