思わぬ反響を各方面より頂いてしまいました「私的ワールドカップ論」でしたが、90年イタリア大会のエピソードの続きをご紹介しておきます。
前置きは、?の日記をさかのぼって頂きたいと思いますが、決勝トーナメントで、ブラジルがアルゼンチンに負けてしまったその日。私とは全く関係の無い、別ルートでブラジルに入国していた、サッカー好きの日本人が居たそうです。
当時、ワールドカップには、自国が参加するものではなく、好きな国を応援するものだと思っていた日本人の感覚としては、すこしは分からなくもないような気もするお話しです(多少現地の生活に慣れていた私は、まったく理解できませんでしたが…)。
その日本人は、ブラジル国民が、おそらく人生でも有数の落胆を見せていたその日に、なんと、意気揚々とアルゼンチンのユニホームを着て町にでたそうです。
すると、屋外にでるなり、地元の警察官に「おい!そこの日本人、お前、今すぐに死にたいのか!!」と、激しく説教されたそうです。
もちろん、その警察官が頭にきたと言うよりも、本当に身の安全を心配してくれての説教だったと思います。
後日話しを聞いた時には、同じ日本人としても、その行動には、びっくりするやら、恥ずかしいやら、複雑な心境だったと記憶しています。
今回まで、長々とワールドカップにまつわるエピソードと自論を展開してしまいましたが、このようにサッカーの話しで日々盛り上がれるのもワールドカップの素晴らしさだと思います。
今からワールドカップ以降の燃え尽き症候群が心配な、今日この頃です。 | |