3月30日31日とダノンネーションズカップ2013東京決勝大会に参加して来ました。3月10日の愛知予選を勝ち抜き、迎えた決勝大会でした。全国のファーストランクのチームが揃う大会でしたので、対戦するのも、他の試合を見るのも、勉強になることばかりで、あっという間に過ぎた2日間でした。
予選リーグで対戦した名古屋グランパスU12と横浜のバディFC。1人1人のスキルのすばらしさと強いメンタル。特に、1対1の局面では、何度もその強さを痛感させられました。素早く、力強い仕掛けに、SSSの選手は何度も相手に背後をとられ、時には転倒してしまう場面もありました。守備もすばらしく、SSS選手の仕掛けに対して、タイミングよく、力強く体を入れてきてボールを奪われてしまいました。「観る」「聴く」「伝える」能力もSSS選手との違いを見せつけられました。すべて、プレーの判断をするために行っており、普段からゲームをイメージしてトレーニングをしていることがわかりました。個の力、グループ、チーム・・・完敗でした。
今回は、移動や食事などいろいろな面でハードな遠征でした。オフ・ザ・ピッチの大切さは、今までも伝えてきたつもりでしたが、まだまだ幼い面が多々見られました。バランスよくたくさん食べられる選手は数名でした。その他にも、様々に問題が生まれ、個として、集団としての幼さが感じられました。
そんな中でも、「チームをなんとかしたい!」、「もっとうまくなりたい!」と積極的に貪欲に過ごしていた選手もいました。周りに流されずに、粘り強く取り組めることは、すばらしいことです。そういう選手の意識や思いが、チームの中でもっともっと価値付けされて広まっていくと、新6年生は大きく成長すると思います。
昨年度の6年生チームも、このダノンネーションズカップは、個としてチームとして、大きく変わる契機となりました。今までの先輩たちも、圧倒的な敗北を通して、オン・ザ・ピッチとオフ・ザ・ピッチのつながりとその重要性、仲間の大切さ、サッカーにおける自分のスキルの未熟さやメンタルの弱さなどをダイレクトに感じ取り、グングン成長していきました。自分を変えるためのチャンスは、毎日のように、どこにでも転がっているのかもしれません。いつ、それを自分で拾い上げるか・・・。今回の遠征が、そのタイミングであれば、見つけられた課題は大きな成果となります。いかなる環境でも、チームのために、自分のためにベストを尽くせる、ハートの強い選手になってくれると信じています。
新6年生たちへ・・・底抜けの明るさとものすごい可能性を秘めている君たち。これから厳しいトレーニングになっていくよ! でも勘違いしないで・・・試合を見据えた厳しいトレーニング環境を作り出すのは、コーチではなくて、君たち自身です!期待しているよ!信じているよ!!ともにがんばろう!!
最後になりましたが、今回の遠征にかかわって、たくさんの応援やご支援をいただきましたことに心から感謝申し上げます。ありがとうございました(お手伝いに来てくれたWさん、サンキュー!でした)。 | |