サッカーファンの皆さん、ワールドカップの熱戦を楽しんでいますでしょうか? SSSのスタッフも日々の試合を楽しみに過ごしています。
本日のスタッフ日記の題名は「ワールドカップ論?」などと偉そうなことを言ってしまいましたが、一応30年程サッカーと関わってきたのでお許しを…。
さて、皆さんが一番印象に残っているワールドカップは何年大会でしょうか?(サッカー好きの会話の中で、だいたいこの質問の答えで年齢がわかりますので、男性だけに聞きましょう…)
私の年代では、ほぼ間違いなく「86年のメキシコ大会」と答え、もう少し言えば「イングランド戦でのマラドーナの神の手ゴールと5人抜き」と必ず答えると思います。
この試合については、長くなってしまいそうので、次回に掲載させて頂きます。よって、今回は「私的ワールドカップ論?」とさせて下さい。
と、言うことで、あえて90年イタリアワールドカップの小話をひとつ…。
今までだまっていましたが、当時、私はとある事情でワールドカップ期間中にブラジルに滞在してしまいました。そこは、皆さんが想像するとおり、ブラジルの試合が国民行事であり、ブラジルの優勝のみが最大の関心事のようでした。と、言うよりも優勝以外は許されないお国柄のようです。
そのような中、決勝トーナメント1回戦で、最大のライバル国であり隣国のアルゼンチンと試合となりました。当時、私が居たのは都会の方で、試合の最中は、たしか日中だったのですが、いつもは渋滞の道でもまったくと言っていいほど車が通らず、街中は異様な静けさだったのを記憶しています。おそらく、全国民がテレビの前で釘付けだったせいでしょう。
そして、その静けさは頂点に達してしまいます。なんとマラドーナ選手のスルーパスからFWのカニーヒア選手が抜け出し、1?0のスコアでアルゼンチンが勝利したのです。
その時は、いつもは喧騒の中で生活していたはずなのに、こんなに静かな日はあるのか…。国全体が止まってしまったのか? と、思うほどの静けさと落胆振りでした。
当時私は少年のように若かったはず(?)ですが、その時にも、ブラジルにとって、どれだけサッカーが根付いているのかと、まさにサッカー文化の奥深さを再確認した思いでした。
そして、今回このブラジルと日本がワールドカップの舞台で対戦するのですから、サッカーファンではなくとも大注目されるでしょう。
このアルゼンチン戦には後日談があり…ますが、スタッフ日記ではあり得ないほどに、長くなってしまったので、後日ご紹介致します。 | |