こんにちは! レギュラーコース担当しています山瀬です。サッカーの指導者になってからは、子どもたちの練習メニューというのを日々考え、イメージしてから普段の指導に入るのですが、ふと、自分が現役選手でやっていたときってどんなメニューだったかを思い出しながら、今回は紹介していきます。
現役時代は移籍もあり、数チームで活動してきましてので、よくやったメニューやすぐに頭に思い浮かんだものを書いていこうと思います。また同じチームでも監督やコーチは変わることもあったので、本当に多くの方に指導してもらってきたのだなと感じています。
1 とりかご(ロンド)
どのチームでもありました。だいたいはアップのひとつとして取り入れているチームが多かったです。オーガナイズはいろいろで長方形もあれば、正方形もあり、4vs2だったり5vs2、中にフリーマンがいたりとさまざまでした。スタッフも入って一緒に楽しんでいることも多かったですね。
とりかごあるあるで、大御所やベテランの方は完全に自分のミスだとさすがに鬼になりますが、ある程度どっちのミスかわからない場合まず入りません。オーラを使って若手に入らせます。自分もベテランになってからはそうでした!
あとは助っ人外国人、特にブラジル人もまず鬼はやりません。お国柄なんでしょうか守備より攻撃という感じ、また鬼をやっているときにパス本数で貯金や股を通されて貯金たまったりしたら平気でスライディングやタックルでつぶしにきて危ない雰囲気をつくりだします。勝負にこだわるという意味ではさすがだなと感じました。(もちろん自分が現役のときに一緒にやっていた選手がこういう人多かったなというイメージなだけですが・・・)
2 1対1
これは育成年代ではよくやるトレーニングだと思いますが、プロの世界ではあまり多くは経験してきませんでした。
もちろんシンプルな1対1も何度かはやったことはあります。ゴールをつけて1対1+GKはわりとあったかもしれませんね。記憶にあるのは、Fマリノス時代、代表クラスのDFが多くいたのでおそらくその選手の方々との勝負では1度も勝てたことはなかったかもしれません。特に中澤選手に松田選手、那須選手、栗原選手。プロの世界というだけでもモンスター級の集まりだと思うのですが、そのなかでもさらにレベルが違うとでも表現したらいいのでしょうか。
しかしサッカーの試合ということで考えると話は変わってきます。代表クラスの選手にまったく通用しないのかといったら別物です。試合また試合形式になればパスもあるし、お互いの状態をみて悪ければ逃げればいいし、ワンツーもある、ペナルティーエリア付近だと切り返しにも引っ掛かりやすくなるだろうし、ボールを受ける前のかけ引きやパスの出しての能力でいくらでも攻撃側有利に出来ます。パスが匂うからよりドリブルがいきるなんてこともあるでしょう。
なので試合になればこの相手には何も通用しないなんてことはありません。普段子どもたちにコーチングするのと一緒でどれだけ選択肢を多くもったなかでプレー出来るかで局面での勝敗や評価が大きく変わってくるのではないでしょうか。よくある1対1選手権と試合での活躍は別物ということでしょうか。
あとはメニューではありませんがすぐに思い出せたということでいくつか紹介したいと思います。
ひとつは(どうでもいい話なのですが・・・)、サガン鳥栖時代の外国人コーチの選手への声掛けが印象的だったので覚えています。みなさんも良かったプレーのときには「ナイス」や「グッド」など言われることがあると思いますが、その方は「ラブリー」という単語を使っていました。「ナイス」や「グッド」も使っていたのですが素晴らしいプレーが出たときに「ラブリー」と叫んでいることが多かったので1番いい表現で思わず口からでてしまうみたいな感じなのですかね? ちなみに欧州のチームからきたコーチだったのであちらでは普通なのかな。
最後はJのチームのメンバー発表ってどんな感じなのかを簡単に(あくまで私が体験してきたことの中からです)。土曜日が本番だとしたら、木曜に紅白戦、金曜が調整的トレーニングしてから移動、そして土曜に試合です。
その時の監督によりますが、Fマリノス時代は木曜の紅白戦あとロッカーのホワイトボードに18名分、番号が書いている形式の時がありました。よくあったのがベテランの方が練習を切り上げるのが早いことが多いと思うのですけど、全員があがってくる前に若手の番号を消したり書き替えたりしていました。
「1人少なくない?」とかの言葉がよくありました。よくいじられている若手はチームマネージャーに聞いて確認とかしていましたね。今はスペインリーグで活躍している乾選手なんかも、実はいじられキャラでよく消されていたような思い出も。また、今はyou tubeチャンネルで活動している那須選手なんかも尊敬する先輩ですがいじられキャラでした。
今回は以上になります。活動自粛が続きますが体調に気をつけながら自分に出来ることをやりましょう! 自粛があけ、普段のSSSの活動が戻った時にみなさんの活躍を期待しています!
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