SSSサクセスの6年生が、5月8日、9日に行われた全日本少年サッカー大会札幌予選に参加しました。結果は、残念ながら3回戦敗退。2年前の6年生が残した記録で、今回子どもたちが目標としていた札幌市ベスト16には、あと1歩届きませんでした。
この学年は、内容は良くても勝ちきれない・・・5年生の外サッカーまではそんなチームでした。そこから、少しずつ成長して、今年1月の札幌フットサルでは、西区予選を勝ち抜き全市大会へ。また、5月3日、4日には、強化合宿として大曲スプリングカップに参加し、「戦う気持ち」、「得点を奪う」、「ゴールを守る」、「ボールへの執着心」という、サッカーにおいて根本的な部分、当たり前のことだが出来ていなかった部分を見直ししてきました。その結果、予選を2勝1分けの1位で通過し、準々決勝で準優勝のFC大曲ジュニアに0?1で負けはしましたが、互角の戦いを展開し、チームとしても個人としても大きく成長して、全日本少年サッカー大会へ望むことが出来ました。
迎えた8日の大会1日目、1回戦でFCリベルタ豊平に5?0、2回戦でFCデノバに2?1と勝利することが出来ました。試合内容も、早いアプローチとプレッシャーでボールを奪い、サイドからの崩しと、中央突破を上手く織り交ぜて得点を奪うことが出来ていました。何より、出場した選手全員から「戦う気持ち」が感じられる、合宿での成果が現れた試合だったと思います。
9日の大会2日目、ベスト16入りがかかる3回戦は、清田南少年団との対戦でした。試合の入り方は悪くなく、五分五分の展開だったのですが、相手のキープレーヤーに一瞬の隙をつかれ、先に1点を奪われてしまいました。しかし、奮起した子どもたちは、ここから試合をひっくり返します。少し受身に入った相手チームに対し、押し気味に試合を進め、前半終了間際にPKで1点、後半10分には勝ち越しとなる2点目を奪います。
試合は2?1で残り時間10分、勝利を意識してしまったのか、逆にサクセスの子どもたちが受身になってしまいました。これまでは、先にボールを触れていた場面でことごとく相手に先にボールを触られ、流れが変わっていきます。続けざまに、2点を奪われ再度逆転されてしまいました。最後の時間帯は、怒涛の攻撃を見せましたが、訪れた決定機をものに出来ず2?3で敗戦。「気持ちの変化が試合の流れを大きく変える」ということを、痛感できた試合となりました(この後、清田南さんは、4回戦、準々決勝と勝ち上がりベスト4入り。見事全道大会出場を決めています。本当におめでとうございます)。
試合終了後、、多くの子が悔しさを我慢できずに、これまで見せたことのなかった悔し涙を流していました。試合内容的にも、非常に惜しい試合であり、逆転の逆転負け・・・。稀に見る逆転劇に、子どもたちの心に刻まれた想いは大きかったのだと思います。だからこそ、この敗戦を貴重な経験とし、次に繋げなければなりません。悔し涙は、真剣に、そして全力で取り組めた証だと思います。この想いを忘れずに、毎回の練習、練習試合も含め1試合1試合を大切に、全力で取り組んで欲しいと思います。 | |