北海道クラブユースの結果は第3位。準決勝戦、勝つチャンスはあった。ただ、一番重要な、苦しい時間帯で『弱気』なプレーが見られた。残念である。
日常のトレーニングでは、試合を意識してプレーしろと言い続けてきた。何十回、何百回と1対1をやってきたのは、どちらに転ぶかわからない試合の中で、『常に積極的にゴールを目指す=逃げない』プレーを選択するためであり、同じくシュート練習を行ってきたのは、ここ一番の場面で落ち着いてゴールを狙うためである。
楽な試合では誰でも活躍できる。今回のような緊迫したゲームの中で「俺でなければこのプレーはできない」といった自信を日頃のトレーニングの中から得てほしいと思う。
ひとつ評価できる場面を見た。試合終了後、泣き崩れることなく、選手間でプレーについて確認し合っている姿。その姿は30分以上も続く。「こいつらはすでに次の試合を見ている。ひょっとしたら化けるかも…?」
結果は非常に残念ではあったが、そういった意味では大きな財産を得た大会であった。
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