今回は、少し時間が経ってしまった話なのですが、SSSに指導者として戻ってきた2015年の外シーズン、札幌市にある米里グラウンドで試合をする機会がありました。私自身は中学生以来なので15年ぶりぐらいに米里に行ったことになります。
グラウンドに着くと、入口手前から見えるバスケットゴールや屋外テニスコートなどを見て『いやーなにも変わってないじゃん』と懐かしく思っていました。
私が中学生の時と同じように、コンクリートの階段みたいな所に荷物おいて土のピッチに入りました。すると『あれ?土がかたいー!』。私としては学校にある走り幅跳びの着地のような砂質の印象しかなかったので、ビックリしました。
遠目には変わってなかったようですけどグラウンド自体は変化していました。ちなみにあの土、めちゃくめちゃボール扱いにくいですよね!(言い訳?) 試合ではコントロールミスをたくさんしてしまいました。しかもトップスピードでドリブルして、思い切りすっころんで、チームメイトからは「グラウンドにモグラいた?!」、「モグラの掘った穴にはまった?」、「それとも穴から出てきたモグラの頭に引っ掛かったの?」と、ずっと茶化される始末・・・。
試合の方はというと、SSSには「SSSシェフィールド」という社会人のチームがあり、その上の35歳以上のミドルリーグにも「SSSアンティーゴス」というチームで参加しています。その時はチームのアンダー枠(3人までOKらしいです)で試合に出させてもらいました。オーバーエイジの逆バージョンみたいな感じでしょうか。
SSSのチームというだけあって、チームメイトのみなさん足元の技術も高く(私よりも転ばず)ベテランのうまいプレーで慣れているようでした。
その日は、キーパー本職の方が来られなかったので、急遽本来フィールドプレーヤーの内藤コーチが務めることとなり「ふふふ安心して下さい!止めてますよ!!」と自信満々のようでした。実際に試合中は、相手フォワードとの決定的な1対1をセーブするなど助かりました。
ですが、その自信が過信に変わったのでしょうか。1点リードで試合が進む中、相手のふんわりやさしい山なりの楽々止められるロングシュートを自信満々で見送り、見事に失点! 味方も相手もだますような選球眼?に驚きました(緊張感のあるゲームにするためのいらない演出だったのでしょうか?)
ちなみに内藤コーチを“山瀬eye”でSSS競技会的にプレーヤータイプ自動診断させてもらいますと「パワーシューター、クラッシャー」などが良く合うのではないでしょうか。
その日は結局、最後は試合に勝つ事ができ、一安心でした。その後、2015年8月16日にSSSのホームグラウンドで初のミドルリーグ開催。そしてリーグ上位対決(SSSは2位)にホームグラウンドで勝つことができ、逆転首位となる事ができました(ホーム戦で勝つのはリーグで戦う上での基本ですね)。
SSSを卒業してから約15年。公式試合を伝統の青×黄の縦じまを着て、さらには私の時代には存在しなかったホームグラウンドでプレーするというすばらしい体験をする事ができ、感慨深いものがありました。 | |