スタッフ日記


田古嶋 愛子

北海道に縁のある・・・
 今の子たちにはあまり響かないかもしれませんが、ディエゴ・マラドーナさんと言えば伝説の選手でした。残念ながら昨年亡くなってしまいましたが、母国アルゼンチンでは神と崇められているそうです。そして先日、コンサドーレにも所属し北海道にも縁のあった、弟のウーゴ・マラドーナさんも亡くなられたとのニュースを見ました(ご冥福をお祈りします)。

 その話題をクラブハウスでしていたところ、近い世代のコーチが「ウーゴ・マラドーナさんとは試合をしたことが思い出されます。また、お兄さんのディエゴ・マラドーナさんとイタリアのナポリでチームメイトだったブラジル代表のカレッカさん(柏レイソル在籍時)とも対戦し、マンガのようなドライブシュートを決められました。でも一応、その試合で私も1点取り返しました・・・」とのこと。

 また、このベテランコーチは「マラドーナさんも10番でしたが、元日本代表で不動の10番だった木村和司さんとも対戦させていただいきました。当時日本のマラドーナと称されるぐらいに凄かったです。その後、SSSのイベントでも木村さんと、同じく元日本代表の金田さん、SSSスーパーバイザーのアデマールさんと毎回お会いしていますが、サッカーだけでなく人としても魅了される素晴らしい方々です」と、紹介してくれました。

 このコーチと同年代の櫻井コーチは、当時世界最強リーグと言われたイタリアのラツィオと北海道合宿で対戦し、その年のセリアA得点王になったイタリア代表のシニョーリさんとマッチアップ。見事に目の前でスーパーボレーを決められ、マークを忘れて惚れ惚れしたそうです。

 中間世代?の内藤コーチは、静岡の高校時代に元日本代表の高原選手と対戦経験があるそうで、内藤コーチの活躍もあり、なんと結果は・・・コテンパンにやられたそうです。

 そして一回り下世代の山瀬コーチは、横浜F・マリノス時代にあのバルセロナと試合もしたこともあるそうです。メッシ選手は出ていなかったようですが、イニエスタ選手をはじめそうそうたるメンバーだったとのことです。

 手前みそではありますが、このような貴重な経験をしているコーチたちがいるのもSSSの特徴の一つかもしれません。そして最後になってしまいましたが、今年も大変お世話になりました。来年もSSSをよろしくお願いいたします。
 

2021/12/31

 

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伊東 隆

JリーグSSS卒校生対決!
 11月21日、明治安田生命J3リーグ第28節、ロアッソ熊本vsY.S.C.C横浜の戦いは、SSSの卒校生同士の一戦となりました。

 Y.S.C.C横浜はスタメンでDFにSSS第25期卒業生の池ヶ谷颯斗選手を起用。ホームの熊本はMFに後半開始から途中交代でSSS第21期卒業生の伊東俊選手を投入。ポジション的にもマッチアップする場面もあり見ていてとても面白い試合でした。

 試合は、緊張感のある展開から1対0で熊本がJ2昇格に近づく勝利。そして決勝ゴールを決めたのはSSS卒業生の伊東俊選手でした!

 テレビを通してですが2人の卒校生のプレーが見られて、大変嬉しく思いました。
 

2021/11/29

 

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柴田 吉徳

サッカーを教え込むより・・・
 今シーズンも早いもので、各コースの外サッカーの公式戦も終了し、コースによってはフットサルに移行しています。

 最近は田古嶋コーチが、スタッフ日記で社会人チームの活動を伝えてくれていましたが、私も少し日頃の様子をご紹介したいと思います。

 この日はホーム施設でのナイター練習日、とあるベテラン選手が早めにグラウンドに入っていきました。

 その後、すぐさま周りの選手に声をかけながら積極的にゴールを設置しようとしていたので、「あれ? 珍しいね。自ら進んで仕事するのは」と、私が(嫌味で)言うと、「だって、早く試合したいんだもん!」と、目をランランとさせて、まるで小学生のような回答。

 ミドル・シニア世代に入っても、いつまでもサッカー小僧なんだなーと感心しました。そして、この選手は(性格が360度、曲がっていても?)サッカーのレベルは高いので、やはり、サッカー好きな選手は、自然とうまくなることとつながるのでしょう。

 少し真面目な話をしますと、SSSの育成部門では、一番大事なサッカー導入期に、「いかにサッカー好きの子どもを育てるか」=「それぞれの力量に合わせてサッカーを楽しませられるか」、が指導者の力量にもかかっています。

 このことからも、サッカーの本質を外さないベテラン指導者を重用し、一番大切なサッカー導入期の指導(普及・育成部門)にあたるのもSSSの特徴です。これはブラジルトップクラブの育成からも直接学んだことでもあります。

 また、若い指導者であれば、一緒になってサッカーを楽しむ(サッカーに教わる)雰囲気で子どもたちに接していれば、それが伝わると思います。

 SSSでは、「育てる(教え込む)」よりも、「サッカーに熱中して、自然と育つ環境」、そして「自分で考えて伸びる(自立)環境」を大切にする育成が40年以上変わらず、クラブの基本部分にあります(いち指導者の狭い視点だけでサッカーを教え込むより、サッカーをプレーすることで教わる、学ぶ)。

 ひいては、このような草の根からの普及と育成がサッカーファミリーの増大に寄与し、生涯スポーツにつながることで、健康と日頃の活力となり、人生が少しでも豊かになるような環境作りが、スポーツ関係者の使命でもあると思っております。
 

2021/11/25

 

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田古嶋 愛子

「指導者あるある?」 皆様気を付けましょう!
 先日、外シーズン最終戦となるSSSシェフィールド(社会人若手部門)の札幌Sリーグ昇格決定戦を見に行きました。試合は緊張感のある0‐0の引き分けからのPK戦で勝利し、昇格を決めてくれました(おめでとうございます)。

 昨季、今季とコロナ禍の影響で、各カテゴリーのホーム開催試合や、ベンチに入る以外の試合観戦の機会は無かったのですが、シーズンの最後に見に行くことが出来ました。

 ちなみにシェフィールドの北村監督、芦澤助監督、内藤コーチの若手時代、吉徳コーチ(いつでもベテラン)が選手で所属していた時も、Sリーグ、道央ブロックを経て道リーグまで昇格して戦っていましたので、今の若手選手たちにも期待したいと思います。

 また、チームの中には、SSS以外の指導者も所属しているのですが、練習中(指導中)にけがをしてしまい、参加出来なかった選手もいました。

 これは「指導者あるある」かもしれませんが、自身の試合(プレー)だけではなく、指導中の急なデモンストレーションでもけがの可能性があります。加えて、指導者資格を取得しに行った際に、予想以上に負荷のかかるトレーニングメニューが多くあり、けがをしてしまうのも「指導者あるある」の一つでしょうか。

 では、これからさらに冷え込む環境となりますので、選手だけでなく、各チーム指導者の皆さまも体のケアには十分お気を付けください。

 ちなみにSSSのベテラン指導者に体のケアとコンディショニングのコツを聞くと、「しっかり食べて、しっかり寝ること」と、言っていました。おそらく「トレーニング、栄養補給、休息」の3つの大事なポイントを教えてくれたと思いますが、本人がトレーニングしているかは分かりません・・・。
 

2021/11/16

 

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田古嶋 愛子

大人の選手にはヘアドライヤーで「喝!」
 今回も、社会人チーム(SSSアンティーゴス・ミドル・シニア世代)のエピソードをご紹介します。

 と、言うのも、SSSと言えば小学生・中学生サッカーのイメージが強いと思いますが、クラブの理念の一つとして、生涯スポーツの推進を掲げており、幼児から大人まで会員が集っておりますので、日頃の活動を紹介したいと、(しつこく?)こちらの日記にアップしております。

 さて、今回はSSSアンティーゴスの公式戦試合前の用具チェックでの出来事です。所属の1人の選手が自信満々で「3番の○○です!」と、アップで着ていたジャージをたくし上げて、ユニホームの胸番号を見せましたが、審判団は不思議な顔。

 上着のジャージで胸番号が見え難かったかなと、今度はお腹が出るほど思いっきりたくし上げ「改めましてわたくし3番の○○でぃーす! 押忍・オス・オース!」と、元気良く番号チェックをした為、全員の視線を集めました。

 そして見せつけた本人のユニホームはどう見ても3番とは違う番号・・・。何年間も変わらない番号で公式戦に出ていたのに、本人が自信満々で「3番です!」と、自分と違う番号で全く譲らなかったので、何かと心配になりました・・・(本当の番号は〇番と書きたいのですが、番号から誰かがバレてしまっては、スネそうなので・・・)。

 ちなみにこの選手も以前にエピソードを紹介した選手とは別の社長さんです。年代もあるのでしょうが、SSSの社会人部門にはいろいろな業界の社長さんや役員さんが多いのも個性的なキャラクターに現れているのかもしれません(社員や部下の方が大変なのはお察しします・・・)。

 そして、このような個性的な選手たちの集まるチームをまとめるのも大変なのですが、最後はサー・アレックス・ファーガソン流の「ヘアドライヤー」でまとめます(一説によると、監督からの怒号を目の前で浴びた選手の髪が後ろになびくことから、ヘアドライヤーと言われたようです)。

 今の子たちは知らないでしょうが、マンチェスターユナイテッドを27年率いた名将です。調べてみましょう。ちなみに、「ヘアドライヤー」がまったく通用しない選手も一部所属しています・・・なぜでしょう?(ヒントは髪型???)。
 

2021/11/10

 

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内藤 拓海

SSS卒校生の活躍に期待!!
 皆さん、こんにちは。最近、健康維持と体重増加防止の為に毎朝散歩している内藤です。やはり、気持ちよく運動した日の食事が美味しいので、どんどん食欲の秋が増しています。以前、田古嶋コーチの日記にもありましたが、運動していても、最後は消費カロリーより摂取カロリーの方が上回ってるかもしれません。

 さて先日、「2021年度 第100回全国高校サッカー選手権大会北海道大会」の決勝戦(旭川実業高校対北海高校)が行われました。指導の関係で、ライブではありませんでしたが録画で見ることができました。結果は、皆さんもご存知の通り、緊張感のあるPK戦の末、北海高校が優勝し、見事、全国大会出場を決めました(PKを蹴るだけでも、強い気持ちの表れです。両校の皆様お疲れ様でした)。

 その中、決勝戦の舞台に両チームあわせて、SSS卒校生11人の名前がありました。全員がスターティングメンバーではなかったのですが、決勝の舞台でSSS卒校生が活躍しているのを見ていると、とても嬉しくなりますし、コーチたちの励みにもなります。

 また、敗退してしまった高校にも多くの卒校生が在籍していました。各チームでの活躍などを見るだけではなく、高校の指導者を通じて情報を聞いたりしています(SSSのコーチ陣はフィードバックの為にも行っています)。

 これまでSSSからは、18人と多くのプロ選手を輩出しておりますが、アマチュアクラブ(育成機関)としてプロ選手だけではなく、中学部門卒校後、高校や大学、そして社会人、その先のシニアなど、生涯を通してのサッカーファミリー(サッカー好き)の増大も大きな目標の一つです。

 私自身もまだまだ現役で試合に出ており、サッカーを楽しむことには自信があります!。そして、そのようなプレーをする楽しさを知っているコーチが多いのもSSSの特徴でもあります(岩越校長も、特に若い指導者は一緒にボールを蹴って走れ!と、言っていました。適切なデモンストレーションにもなるのでしょう)。

 では、今後も、卒校生の活躍を楽しみにしながら日々の指導に励みたいと思います。

 最後になりますが、現在SSSでは、インスタ、フェイスブック、ユーチューブでも情報発信をしておりますので、よろしげばそちらもご覧ください。私、内藤の(大)活躍もお見逃しなく?。
 

2021/11/01

 

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田古嶋 愛子

試合前のアップはムーンウォーク?
 約1か月間の緊急事態宣言が明け、各カテゴリーで外サッカーシーズン終盤に多くの公式戦が駆け込むように行われています。その中、私がベンチで采配(叱咤激励)をしている社会人チーム(SSSアンティーゴス)ネタをお届けします。

 この試合は、1部リーグ残留がかかった大事な公式戦。SSSの選手がスルーパスを出した直後、カードが出るアフターファールを食らって担架で退場。試合終了後に、そのファールをした相手選手はベンチまで来て、謝罪の言葉を述べようとすると、SSSの選手は「大丈夫! 気にしないで!」と、足を引きずりながらも笑顔のグータッチで答えていました。

 いわゆる試合中に「削られた」形だったと思いますが、タックルを受けた選手いわく「けがをさせようとした悪質なタックルか、そうでないかは身を持って分かるので、気にはならない。でも体は痛し・・・」とのこと。このあたりはスポーツマン(パーソン)シップを感じる瞬間でもあります。

 と、言っても、そのような清々しい瞬間ばかりではありません。次のエピソードは別な試合前の出来事です。

 ある選手が、チームの集合場所に集まろうとテクテク歩いて来ました。すると、その歩いている途中で別なチームメイトが「おはようございまーす!」と、後ろから声をかけました。声をかけられた選手は振り返りざまに「おーす!」と返した瞬間、なぜか体がマイケルジャクソンさんのムーンウォークのようにスーと、2mぐらい平行移動しました。

 見ていた選手たちもいきなりのムーンウォークに何事かと思いましたが、直ぐに理由が判明します。

 そのマイケルが乗り移った選手は「わー、後ろから呼ばれて目を離した瞬間にでっかいウ○コふんだー! だっふんだー!(脱糞だー?!) プンプン・ポゥ!」と、マイケルジャクソンの「THIS IS IT」のキメポーズのように両手を上げて怒っていました。

 そして、迎えた試合中の直接フリーキックのチャンス。そのマイケル選手はゴールを狙うも相手GKが楽々セーブ。試合後に、「だから左足でウン○踏んでるから、軸足が滑ったんだって!」とほんわかした(匂いの漂う)言い訳をしていました・・・。

 と、このように堅苦しくない雰囲気なので、興味のある方は気軽に体験してみてください(公式戦に参加する部門は経験者を対象としております。外シーズン終盤ですが、新規登録者が3名増えました)。
 

2021/10/16

 

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田古嶋 愛子

夏バテ、熱中症に注意しましょう!
 最近の北海道は、全国でも上位の暑さの日もあるなど、真夏の猛暑日が続いています。練習や試合に参加している皆さまは、適切なタイミングでの水分補給を忘れずに、少しでも体調不良の場合は無理せずにお休みしてください。

 また、当日の体調管理だけではなく、日頃からの体調管理の意識が大切です。十分な睡眠や、バランスのよい食事(栄養補給)に気を配りましょう。

 今までの子どもたちをみても、食事が細く、寝不足気味の子は、翌日の元気さ(パフォーマンス)にも目に見えて差が出ています。これが続くと成長度合いにも差がついてしまうでしょう。

 もちろん、肉体労働の多いコーチたちも食事には気を配っています。さらに普通の会社では少ないかもしれませんが、疲れたら(疲れる前や隙間時間に少しでも)寝ると言うのも推奨されています(クラブハウスには睡眠が出来る休憩室も完備。と言っても寝ているだけではありませんよ)

 見本となるべく最近の私の一日をご紹介します。

 朝食は軽め。昼食がっちりホルモン定食。夜食は暑さを凌ぐ野菜たっぷりの冷麺で締め・・・。と思いきや、オリンピックを見ながらポテチ(ここはマネしないように)。そして、明日は夏カレーかなーと準備しておいたらカレーの美味しそうな匂いに負けて、軽く一皿ペロリっ。。。そして満腹でグーグー・・・。と、体調を整える為の食っちゃ寝を遂行しております。

 あっ、カロリー消費の運動忘れた・・・次の日のバドミントンコースでしっかり消費しよう(担当のケイココーチが優しく、集まっている子どもたちも元気なので楽しいです)。そして運動後にはまた美味しくいただきまーす(あれっ、摂取カロリー>消費カロリー?)。

 話は戻りまして、その他、熱中症対策として、日陰の無い会場の場合には、試合の合間に日傘を使うのも有効です。可能でしたらカバンの中に折りたたみ式でも準備しておくといいでしょう(帽子も有効ですよ)。
 

2021/07/30

 

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田古嶋 愛子

盛り上がった欧州選手権でふと思い出しました・・・
これもコロナ自粛前のある静かな昼下がりの出来事です。

 私がクラブハウス2階の事務室でPCに華麗なブラインドタッチをかましながら黙々と業務をこなしていると、1階(?)の方から「ドカ、ドカ、ドンガラがっしゃーん!」と響く大きな音。何事かとびっくりして廊下を見ると、2階に上がってきた山瀬コーチが滑って転んだ音でした。照れくさそうに事務室に入ってきた山瀬コーチに、「えっ、廊下で滑った? そろそろ山瀬コーチも“老化”現象だな。“廊下”で滑った、だーけーにー」と、さっそく他のコーチが(意地悪く)いじります。

 そして、その展開を知らずに事務室に帰ってきた得光コーチは、「いやー、久しぶりに子どもたちと試合してきた。でも、思いっきり負けたー。チームメイトの“人選”ミスったかなー」と、笑顔で振り返っていると、遠巻きに聞いていたベテランコーチが「えっ、いまさら“人生”ミスった? もう遅いって!」と、聞き間違い(?)の厳しいツッコミを入れていました。これが、わずか3分間の出来事なので、日頃の事務室の雰囲気が伝わるかと思います。

 こんなダジャレの“応酬”は、国内レベルを超えて“欧州”レベルですね。と、私も触発されてダジャレってみました。( ,,・ω・,, )てへへ。
 

2021/07/21

 

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山瀬 幸宏

どんなメニューやっていたっけ?
 こんにちは! レギュラーコース担当しています山瀬です。サッカーの指導者になってからは、子どもたちの練習メニューというのを日々考え、イメージしてから普段の指導に入るのですが、ふと、自分が現役選手でやっていたときってどんなメニューだったかを思い出しながら、今回は紹介していきます。

 現役時代は移籍もあり、数チームで活動してきましてので、よくやったメニューやすぐに頭に思い浮かんだものを書いていこうと思います。また同じチームでも監督やコーチは変わることもあったので、本当に多くの方に指導してもらってきたのだなと感じています。

1 とりかご(ロンド)
 どのチームでもありました。だいたいはアップのひとつとして取り入れているチームが多かったです。オーガナイズはいろいろで長方形もあれば、正方形もあり、4vs2だったり5vs2、中にフリーマンがいたりとさまざまでした。スタッフも入って一緒に楽しんでいることも多かったですね。

 とりかごあるあるで、大御所やベテランの方は完全に自分のミスだとさすがに鬼になりますが、ある程度どっちのミスかわからない場合まず入りません。オーラを使って若手に入らせます。自分もベテランになってからはそうでした!

 あとは助っ人外国人、特にブラジル人もまず鬼はやりません。お国柄なんでしょうか守備より攻撃という感じ、また鬼をやっているときにパス本数で貯金や股を通されて貯金たまったりしたら平気でスライディングやタックルでつぶしにきて危ない雰囲気をつくりだします。勝負にこだわるという意味ではさすがだなと感じました。(もちろん自分が現役のときに一緒にやっていた選手がこういう人多かったなというイメージなだけですが・・・)

2 1対1
 これは育成年代ではよくやるトレーニングだと思いますが、プロの世界ではあまり多くは経験してきませんでした。

 もちろんシンプルな1対1も何度かはやったことはあります。ゴールをつけて1対1+GKはわりとあったかもしれませんね。記憶にあるのは、Fマリノス時代、代表クラスのDFが多くいたのでおそらくその選手の方々との勝負では1度も勝てたことはなかったかもしれません。特に中澤選手に松田選手、那須選手、栗原選手。プロの世界というだけでもモンスター級の集まりだと思うのですが、そのなかでもさらにレベルが違うとでも表現したらいいのでしょうか。

 しかしサッカーの試合ということで考えると話は変わってきます。代表クラスの選手にまったく通用しないのかといったら別物です。試合また試合形式になればパスもあるし、お互いの状態をみて悪ければ逃げればいいし、ワンツーもある、ペナルティーエリア付近だと切り返しにも引っ掛かりやすくなるだろうし、ボールを受ける前のかけ引きやパスの出しての能力でいくらでも攻撃側有利に出来ます。パスが匂うからよりドリブルがいきるなんてこともあるでしょう。

 なので試合になればこの相手には何も通用しないなんてことはありません。普段子どもたちにコーチングするのと一緒でどれだけ選択肢を多くもったなかでプレー出来るかで局面での勝敗や評価が大きく変わってくるのではないでしょうか。よくある1対1選手権と試合での活躍は別物ということでしょうか。
 
 あとはメニューではありませんがすぐに思い出せたということでいくつか紹介したいと思います。

 ひとつは(どうでもいい話なのですが・・・)、サガン鳥栖時代の外国人コーチの選手への声掛けが印象的だったので覚えています。みなさんも良かったプレーのときには「ナイス」や「グッド」など言われることがあると思いますが、その方は「ラブリー」という単語を使っていました。「ナイス」や「グッド」も使っていたのですが素晴らしいプレーが出たときに「ラブリー」と叫んでいることが多かったので1番いい表現で思わず口からでてしまうみたいな感じなのですかね? ちなみに欧州のチームからきたコーチだったのであちらでは普通なのかな。

 最後はJのチームのメンバー発表ってどんな感じなのかを簡単に(あくまで私が体験してきたことの中からです)。土曜日が本番だとしたら、木曜に紅白戦、金曜が調整的トレーニングしてから移動、そして土曜に試合です。

 その時の監督によりますが、Fマリノス時代は木曜の紅白戦あとロッカーのホワイトボードに18名分、番号が書いている形式の時がありました。よくあったのがベテランの方が練習を切り上げるのが早いことが多いと思うのですけど、全員があがってくる前に若手の番号を消したり書き替えたりしていました。

 「1人少なくない?」とかの言葉がよくありました。よくいじられている若手はチームマネージャーに聞いて確認とかしていましたね。今はスペインリーグで活躍している乾選手なんかも、実はいじられキャラでよく消されていたような思い出も。また、今はyou tubeチャンネルで活動している那須選手なんかも尊敬する先輩ですがいじられキャラでした。

 今回は以上になります。活動自粛が続きますが体調に気をつけながら自分に出来ることをやりましょう! 自粛があけ、普段のSSSの活動が戻った時にみなさんの活躍を期待しています!
 

2021/06/21

 

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