2月21日22日に、きたえーるで、全道フットサル選手権大会(U12)が行われました。
バーモント全道大会で悔し涙を流したメンバーが、課題を意識して1か月トレーニングを積み重ね、臨んだ大会でした。マイボールをポゼッションし続けるためのパスの基本の見直し、微妙なポジショニングのズレをなくして真面目に続ける守備…。自分たちのよさを見失いかけた時期もありましたが、一声かけるだけで、自分たちで修正し、プレーで表現するたくましさも見られるようになりました。
日頃のトレーニングの積み上げから1人1人が、仲間を尊敬し合っている雰囲気が感じられ、自信をもって迎えた全道大会。本大会に入ると、対戦相手も素晴らしく接戦ばかりでした。相手に先制されることも多かったのですが、焦らずに、いい流れでフィニッシュまで行く場面を多くつくりだすことができました。決定力不足…という言葉で片付けられてしまいそうですが、選手たちと話し合っていたのは、「5本に1本しか決まらないのであれば、10本打って2点取ろう!15本打って3点取ろう!その繰り返しが、フィニッシュの自信になる!」。選手たちが、焦らずに堂々と戦うことができたのは、メンバー1人1人の個性をわかりあい、それを大切にし、信じ合っていたから…。
そして、客席には、札幌市室内サッカー大会メンバーと4・5年生の後輩たち、ジュニアユースの先輩たち。選手たちは、試合前や重苦しいハーフタイムに顔をあげ、大応援団に目を向け、気持ちをセットすることができました。特に、決勝戦は、何度も心が熱くなりました。自分たちでつくりあげてきた攻撃のイメージが共有でき、フィニッシュまで行き、ゴールネットを6度も揺らすことができました。
決勝戦前に、選手たちは、「全員がピッチに立てるように、ゲームの流れをよくしたい…そのために、絶対、点取ろう!!」と話し合う姿は、自律したたくましい選手に見えました。ベンチも応援席も、仲間のいいプレーを認め合い、つかんだ優勝。涙を流して、感動して喜ぶ選手たち。本気で、優勝をめざして、本気で、自分の課題と向き合った選手たち。だから、あれだけ感動したのです。そして、その感動は、次への課題に前向きに取り組めるエネルギーになるのです。悔しさを自分に向けることができるのが、このメンバーのいいところ…常に、仲間のよさを大切にすることができれば、すばらしい選手に成長していることでしょう。
メンバーは違えど、全市、全道とどちらの大会へも、本気で臨んだから、これだけ君たちの心が様々に動いたのです。本気になるって大切なことなのです。そして、2つの大会のお互いのメンバーがそれぞれ、相手を尊敬していたのが、一番のすばらしさ。その姿勢に、後輩たちが尊敬し、憧れているよ。それぞれの大会前に、応援する側のメンバーが、何度もコーチに伝えに来たね…「コーチ、優勝させてあげてください!」って。そんな君たちをコーチは誇りに思うし、そんなつながりをつくりだした君たちを尊敬しているよ。ありがとう!そして全選手たちの成長を大いに期待しているよ!
2つの大会を始め、今年度も多くの方々にあたたかいご声援をいただきました。本当にありがとうございました。 | |