今回来日したコリンチャンスのメンバーの中には、年代別のブラジル代表の選手が2名おりました。10番のMFルラ君と13番DFアチラ君です(2人とも呼び名)。
そのアチラ君が国際ユース大会期間中に軽症でしたが足を痛めたので、市内のスポーツ専門の医師に通訳の方と一緒に連れて行った時のことです。
アチラ君は、昨年キャプテンを務めていた選手なのですが、受付後、待ち時間があったので「飲み物か、何かお菓子でも口にするかい?」と、聞いたところ「大会期間中なので、お菓子も炭酸もチームのきまりで口にしてはいけない事になっています」と、きっぱりとことわりました。
また、昨年の同大会の決勝で日本代表に負けた話しから「今年の大会の優勝に向けて、本当に厳しいトレーニングを積んできた」と意気込みを語ってくれました。と、まじめな顔で話していたと思ったら、通りすがりの女性を見て「あの娘、かわいいね!」と、笑顔で言ってくるあたりは、ブラジル人らしい憎めない一面をのぞかせてくれました(笑)。
そして、診察の後ホテルに送り届けたときには「日本語でありがとうは何て言うの?(ポルトガル語では=オブリガード)」と聞いた後に、しっかりと「ありがとう」と日本語であいさつをして部屋に戻っていきました。
あいさつなどはあたり前のことですが、前回ご紹介したお話を含めて、サッカー以外にも大変勉強になる交流の機会となりました。
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