スタッフ日記


田古嶋 愛子

熱いプレゼンテーション
 前回は話に出てこなかった隠れキャラのヨシノリコーチは、ここ2年ぐらい、けがの影響(首が痛い・・・もしくは首が回らない・・・)でほとんど試合には出ておらず、スタッフとしての活躍が多いようです。

 その中、社会人(ミドル・シニア部門)のとある試合の出来ごとです。サイドバックで出場し交代した選手が、監督を務めていたヨシノリコーチに、相手との距離感やポジショニングについて熱心にディスカッションをしていました。ヨシノリコーチは「このような疑問は、チームの共通認識として、試合後にミーティングしよう」と提案。

 試合終了後、早速そのサイドバックの選手を全員の前に促し、「(作戦)ボードを持って図にして説明した方が伝わるよ」と、伝えました。

 すると、そのサイドバックの選手は、身振り手振りで今の試合の課題と、疑問などを熱く語り始めました。もちろん手には(作戦)ボードを持って・・・。と、思いきや、手に持っていたのは「ボード」ではなく「ボール」でした。(◎_◎;)

 おそらく「ボード」と「ボール」の聞き間違えだと思うのですが、ボールを手に持って身振り手振りの熱い説明は、「いや、ボールじゃなくて、ボード!!」と、いうツッコミも跳ねのける勢いのプレゼンでした。

 フォローにはなりませんが、このようにチームにはキャラが強めの人が多く、その選手は業界ではまずまずの規模の社長さんです。小さいことは気にしていたらリーダーは務まらないということなのでしょうか。
 

2021/04/26

 

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田古嶋 愛子

得点者は??
 今回はコロナの影響が出る前の公式戦の話が中心なのですが、SSSの社会人部門には、シェフィールド、アンティーゴスのミドル・シニアの3チームがあり、それぞれのカテゴリーで公式戦に参加しております。

 指導だけでなく、選手で活躍することも多い内藤コーチは、なんと3カテゴリー登録で奮闘しています(日々自主トレで走っているそうです。確かに試合中も仕事中も運動量豊富です。オシムさん流に言えば「水を運ぶ人」でしょうか。SSSには「油を売る人?」も・・・)。

 さて今回は、ある日の公式戦で、ここで勝ち点3を取れば早い段階で上位リーグ残留が決まる大事な試合での内藤コーチのプレーぶりをご紹介します。

 一進一退の緊迫した展開の中、内藤コーチが登場。すると相手ペナルティーエリア内にドリブルで突進。うまく相手ゴールキーパーをかわして、後はゴールライン1メートル手前から流し込むだけと思ったら、油断したのか戻ってきたDFに思いっきりタックルを受けて、エビそりで顔面から大ズッコケ!

 自身は、ズッコケヘッドスライディングで体ごとゴールラインを割りましたが、転がっていったボールは最後誰に当たったのか微妙にゴール?!

 よく見るとフォローに上がってきた真嶋コーチが最後に蹴り込んだようにも見えましたが、内藤コーチは控えめな真嶋コーチの前に飛び出して(記録員から見えないように隠して)、両手の親指で自身を示し「俺だ! 俺だ!! 俺だー!!!」とタカ〇トシさんのようなアピールで強引に得点者になっていました(試合後、公式記録員にも、念押し?までしてました)。これもマリーシアでしょうか・・・。

 こちらの社会人チームの活動は、年代によっては新入会も可能ですので、公式戦に興味のある方はお問合せください。
 

2021/04/20

 

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鈴木 政裕

正しいと思うことを・・・
 先日、サクセスU15として、すばらしいアクションがありました。バス停からSSSホームグラウンドまでの道路沿い、グラウンド周辺などのゴミ拾い活動が行われたようです。「ようです」という表現からも分かるように、今回の活動は、コーチたちからの指示ではなく、自分たちで気付き、自分たちで声を掛け合い、自分たちでアクションを起こした結果なのです。

 この活動は、3年生を中心とした、チームとしての大きな成長です! ゴミ拾い活動という活動自体に、大きな意義があることは言うまでもありませんが、サクセスU15というチームの「自分たちで」「自分から進んで」「自立から自律へ」「自治的な集団づくり」などの大きな課題へのチャレンジと言えます。

 人は、時として、正しいと思うことに真っ直ぐに、直向きに、突き進むことが難しくなることがあります。心の中に生まれる「めんどくさい」「だれかがやるだろ」「なんとかなるさ」といったよわい感情に負けてしまうからです。

 サクセスU15は、一人一人がサッカー選手としてストロングポイントを秘めているものの、それを表現できない選手が、大勢います。自分のストロングポイントを自分で引き出すことの壁となっている一因が、そういった自分のよわさに負けてしまうことだと思います。

 では、「つよい自分になるには、どうしたらいいか?」…3年生みんなでミーティングをしました。サッカーにおけるオン・ザ・ピッチとオフ・ザ・ピッチ。つよい自分になるためには、サッカーのときだけ頑張っていればいいのではなく、むしろオフ・ザ・ピッチにおいて、鍛えられるのです。

 サッカーの試合において、目標を達成するためには、試合中に、何度も「めんどくさいことや自分の苦手なこと、嫌いなこと」に直面します。それを乗り越えてこそ、目標達成に近づきます。その乗り越える力は、オンではなく、オフ・ザ・ピッチでしか身に付けることはできません。そのことを十分理解して、行われた今回のアクション。コーチは、誇りに思います。チームのテーマ「躍動感」の表現を形にしてくれました。

 このようなことを継続して、もっともっと自分を磨こう! そうすれば、もっといいチームができる! そして、自信を持ってほしい。君たちは、できるのです! 普通ならめんどくさがるようなゴミ拾いを進んで集団として動けるチームなんてなかなかないぞ。先輩たちの文化を受け継ぎ、自分たちでもっとチームを進化させ、新しい歴史をつくろう! シーズンが始まります。期待しています!!
 

2021/04/18

 

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田古嶋 愛子

またまた子どもたちにびっくり・・・「クーぅ!」
 前回のスタッフ日記でも中学生グループの子たちがゴミ拾いをしてくれたことを書きましたが、数日後にさらに驚かされることがありました(今回は他のスタッフから聞いたことと、私が見たことをまとめて書きます)。

 春休み中の活動で、ホーム施設で子どもたちがいない時間帯を利用し、スタッフ数名が屋外の作業をしていた時です。まだ練習開始に時間がある中、一人の中学生が、大きなビニール袋を抱えて、歩いてホーム施設にやってきたようです。

 「あれっ、そのタップリ中身の入った大きい袋どうしたの?」と、スタッフが聞くと、「いえ・・・。あの、ちょっと・・・」と、照れくさそうに答えます。

 スタッフがよく見ると大きな袋が汚れていたので、「えっ、もしかしてゴミ?」と、聞き直すと、「え、あ、はい。グラウンドに来るまでの道端のゴミが気になったので、集めながら来たら、袋一杯になりました・・・。」

 その答えにスタッフも「えー、えらいっしょ! すごいっしょ!」と、北海道弁丸出しで言うと、その子は「いえ、僕だけじゃないんです。本当は、今日のグループの仲間を誘って、陰でやろうとしてたんです・・・」と、謙遜し始めます(その後、仲間の子たちも参加してくれていたようです)。

 自ら進んで行った行動も素晴らしいですし、良い行動は自分だけではないと謙遜まで出来るなんて、本当に見習いたいものです。

 この話を後で聞いた他のスタッフは、自分だったら気づかれなくても「はいはいはーい! 自分がやりましたー! と思いっきりアピールしちゃいます」と、言っていました(ちなみにこの元気印なスタッフも、日々施設の片付けや清掃に力を発揮しています。うるさくアピールしながらですが・・・)。

 実は、このように日記に書いてしまうと、何か強制のように感じてもらっても困るので、アップするのはためらったのですが、やはり良いことは、「いいんです!!」と、ジョン・カビラさんのように素直に良い声で伝えることとしました。
 

2021/04/14

 

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鈴木 政裕

昨年度をふり返って…卒業生へ
 2020年度が終わりました。「コロナウィルス」にかき回された1年となりました。卒業した3年生にとっては、期待していた活動が思うようにできない、我慢の1年となりました。中学年代のサッカーの集大成となる1年が、我慢の1年となったことは、きっと悔しかったに違いない。そんな中、前を向き続けた卒業生。本当に逞しくなったと感心させられ続けた1年でした。

 学校生活も休校となっていた期間、チームでサッカーができない日々が続きました。それでも、いつ開幕してもいいように、個々の自主トレを欠かさず、さらにオンラインやSNSを使ってディスカッションをして、チームづくりをしていました。自分たちの課題をしっかりと理解し、それを改善するために、動画を紹介し合ったり、お互いの自主トレに対して意見を出し合ったりして、それを毎日欠かすことなく継続する姿には、本当に感心させられました。「自分たちの課題は何か?」を真剣に受け止められる謙虚な姿勢と、課題改善に積極的にチャレンジするタフな姿勢は、チームのテーマである「躍動感」を表現していると感じました。「躍動感=仲間のために、目標のために、自分を創り、表現する!」。一緒にサッカーができなくても、躍動感を感じ合える集団をつくれるなんて、本当に素晴らしいことです。

 休校が明けて、いよいよサッカーができる環境になり、その躍動感は、サッカーができる喜びとともに、大爆発していました。サッカーができる喜び。仲間を感じられる喜び。自分と仲間の躍動感を感じられる喜び。2年生の秋ごろの君たちとは、まるで違う「つよく・やさしい集団」と変わりました。一人一人の心の色が変わると、サッカーの技術や戦術理解もこれほどまでに違うのかと思わされました。

 2年生の時に、君たちが謙虚に、自分たちの課題を受け入れて、直向きにチャレンジしていた成果です。カブスリーグは、昇降格なしのリーグ戦を1回りしかできませんでした。フットサル大会もなくなり、自分たちの大会目標は、目指すことすらできなくなってしまいましたが、自分たちの今までの積み重ねに自信を持ち、サクセスというチームに誇りを持って、リーグ戦を戦う姿は、心が成熟した集団であり、先輩たちの文化を受け継ぎ、さらに発展させてくれました。ブロックカブスでは、サクセスの中で最高の3位。後輩たちに、サクセスの文化を誇り高くバトンパスしてくれました。

 新2・3年生は、あの困難続きの1年間、気持ち良くサッカーをさせてもらっていたことにどれだけ感謝しているかな? 卒業生が創ってくれていた環境に気付けていたかな? 卒業生が、君たちのサッカーを支えてくれていました。その「躍動感」を新2・3年生は、しっかりと受け継いでいるかな? 渡されたバトンに重みを感じているかな? 人任せなままでは、卒業生とその先輩たちが、創り上げてきたサクセスの文化を崩してしまうぞ。今の自分とチームを常に見つめて、集団のために、自分からアクションを起こしてほしい。そして、卒業生以上のサクセスを創っていこう!

 卒業生、サクセスをより躍動感のある素晴らしいチームにしてくれて、ありがとう! 今の君たちなら、高校年代でも、きっと活躍できると信じている。君たちは、コーチの誇りです。応援しています! ありがとう!!
 

2021/04/08

 

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田古嶋 愛子

またまた子どもたちを見習いたいものです・・・
 例年よりも少し早い雪解けで、ホームグラウンドで待望の外サッカーが始まった週末の出来事です。予定通り午前に中学生の練習が終わった後、数人の子が自主的にグラウンド周辺をランニングしてたようです。

 次のグループの練習が始まっていたこともあり、ランニングには気付かなかったのですが、不意にクラブハウスのインターホンが鳴りました。

 「○○です。ランニングしていたら周辺にゴミがあったので拾ってきました…。えーと、どこに捨てればいいですか?」

 と、数人の子どもたちが照れくさそうに玄関で待っていました。私は思わず、「自分で進んで走って、さらにゴミも拾ったの。えらいねー。助かるー」と、またまた心が洗われる思いがしました(他力本願?ですが、内面だけでもキレイになりたいものです)。

 ちなみに、スタッフたちも見えないところで、ホーム施設の整備と清掃に取り組んではいますが、いかんせん広い敷地になりますので、皆さんのご協力が不可欠です。今後ともよろしくお願いします!(会員の皆様にお知らせしておりますが、施設の拡張については、整備に時間と費用…がかかりますので、今しばらくお待ちください。駐車スペースも一部止め難い場所がありますが、譲り合って事故のないようにお願いします)
 

2021/04/06

 

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田古嶋 愛子

春の陽気と明るい声に
 ホーム施設周辺の雪も溶け始め、春の陽気を感じながらクラブハウス周辺のごみ拾いをしてました。するとtoto助成事業で新たに金網フェンスが整備されたグラウンド内の子どもたちの声が背後から聞こえてきました。

 「ワー、たーのしい!」

 その時間帯は練習開始前の中学生グループだったのですが、子どもらしい無邪気な声に(荒みがちな?)心が癒されました。

 これから本格的に屋外の活動になりますが、皆さん油断せずに待機中のソーシャルディスタンシングや、荷物の置き方も距離を取りましょうね。
 

2021/04/01

 

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柴田 吉徳

2021年もよろしくお願い致します
明けましておめでとうございます。

 さて、激動の2020年を終え、今年こそは明るい年となって欲しいところですが、まだまだ気の抜けない状況が続いております。会員の皆様も、ご家族そろって健康管理には十分お気をつけください。

 SSSでは、ドリームプロジェクトも今のところ無事に進行し、春には新しい環境で活動が出来る予定で動いています。皆様には追ってお知らせ致しますが少しでも明るい話題と、安全性の向上につながるよう、鋭意努力していきます。

 では、子どもたち、SSS共々、今年もよろしくお願い致します。
 

2021/01/03

 

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ぶらっく ハート様

はやくも、クイズのこたえわかったぞー!
 おーす! ひさしぶりにとうじょうのぶらっくハート様だぞーい。ところで、みんなー、手あらい、うがいに、ばしょによっては、アルコールしょうどくなど、わすれずにするんだぞー。

 さて、ひっそりとアップされていたSSSのユーチューブ動画(どうが)のクイズのこたえオイラわかったぞー! せつめいぶんに「細(ほそ)かりしころ」とヒントがあったから、いまは太っているコーチということで、もうこたえは「トク〇ツコーチ」だろー! へっへっへ。かんたんすぎるぜー。

 おそらく当たったから、またガラナでもくれるかなー、きたいしてよーと。
 

2020/12/06

 

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大津 一貴

マルチプレーヤー大津の今季
 皆さま、こんにちは。SSSスタッフとして浸透しつつありますが現役プロ選手の大津です。

 はじめに、北海道では新型コロナウイルスの感染者が日々増えております。SSSファミリーの皆さまも、感染予防の徹底と日頃の体調管理に努めていきましょう。今年度はすでに、コロナウイルスによって子どもたちの活動にも大きな影響を及ぼしていますが、これ以上、感染が広まらず、サッカーを心置きなく楽しめる日常が送れることを祈るばかりです。

 さて、そんなコロナウイルスの影響に今季大きく左右されたのは、何を隠そう私、大津です。というのも、過去3シーズン所属してきたモンゴルリーグのFCウランバートルと2020年1月に契約を更新し、本来であれば今年もモンゴル現地でプロサッカー選手としてプレーする予定でした。しかし、現地に渡航予定だった3月時点で、モンゴル政府は他国からの入国を禁止する対策を施し、日本からモンゴルへ入国することができない状況となりました。

 その後、今年のモンゴルリーグは7月から9月の短期間で開催されることが6月頃に決定され、渡航制限が解除され次第モンゴルに入国し、プレーできるように私はコンディション調整を継続しておりました(時には子供たちに指導する前の時間を活用し、一人で秘密特訓を遂行していました)。チームのマネージャーからも、「いつでもプレーできるように準備しておいてくれ」と毎月連絡を受けておりましたが、それは実現しないまま9月27日に2020年シーズンのモンゴルリーグは全日程が終了しました。

 私が所属したFCウランバートルの成績は、リーグ戦が2位という結果に。優勝チームとは勝ち点が2ポイント差で、敗北を喫した4試合のうち1試合でも勝利(=勝ち点3)をゲットすることができていれば、優勝することが実現したシーズンでした。現地のチームメートやスタッフ陣は本当に頑張ってくれていたことが、試合のネット中継の画面越しに伝わってきていて、そのことについては凄く嬉しかったです。

 しかし、『たられば』を言えばキリが無いのは重々承知ですが…。試合の映像を見ながら「自分がモンゴルで一緒に戦えていれば…」と、何度も悔しい気持ちを味わいました。そして、リーグ戦が終了した今でもこの感情は拭いきれず、正直とても悲しいです。残念ながら今年は、「チームとは契約しているのに試合も練習も一切できない」という状況に陥ってしまいました。その中でも一番残念なことは、今まで3年間一緒に戦ってきたチームメートやスタッフのみんなに会えなかったことです。

 ですがその反面、SSSの子どもたちと接する時間は大きく増えました。今年の6月から本格的にSSSの指導に携わっていますが、本来であればモンゴルへ渡航した時点で指導は終了する予定でした。

 確かに、前述した通り海外へ渡航することができない、難しい状況ではありましたが、最後のところはポジティブにというサッカーの技術だけではない「大津イズム」をSSSの子どもたちに伝えられる時間は増えました。

 その中、子供たちと接していくなかで、私が最も大切にしていることは「サッカーを楽しむ!」ことです。これはSSSの変わらぬ伝統のひとつでもあります。

 そして海外生活の長い私の英語&モンゴル語は、お世辞にも上手いとは言えません(海外現地では、出川Englishならぬ、大津Englishと呼ばれているとか…)。しかし、サッカーをきっかけに出会い、国境や国籍を超えた多くの仲間がいます。このことは、私にとって胸を張って自慢できる1つの大きな財産です。世界中の仲間たちとつながることができたのは、たとえ言葉が完璧に話せなかったとしても、小さい頃から私自身がサッカーを楽しむことを大切にしてきたからに他ありません。世界中にいる仲間との出会いによって、私の人生がよりハッピーになっていることは紛れもない事実です。是非、SSSの子供たちにもサッカーを楽しみながら、人生をよりハッピーにする出会いを大切にして欲しいなと思っています。

 ということで、いまだに今後の見通しが立たない状況であることから、引き続きSSSの子どもたちと関わらせていただきます。大津コーチが担当するときは、子供相手でも容赦なく本気でサッカー楽しんでいくので、今後ともよろしくお願いします!
 

2020/11/15

 

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